

雨樋工事とは、その名の通り雨樋を新しいものに交換する施工のことです。雨樋は、屋根やベランダなどに溜まった雨水を排出する役割を持った筒状の建材で、住宅などに必ず設置されています。
雨風の影響しやすい場所に設置されているため、台風や強風、積雪によって外れたり、変形したりすることは珍しくありません。また、歪みや傾斜異常を引き起こしていると正常に機能しないので、工事が必要になります。
雨樋は戸建てやマンション、ビルなどに取り付けられており、雨水の排出に欠かせない住宅設備です。
もし、排水機能が正常に働かなくなった場合、建物に大きなダメージを与えてしまいます。
そのため、定期的にメンテナンスをする必要があるでしょう。

雨水の排出が正常に働く点です。台風や強風などで外れたり、変形したりすると雨水を地下水に排出できないため、雨染みや雨漏りの原因になります。
新しいものに交換することで、機能が回復するため、雨水による住宅トラブルを防ぐことができます。

見た目が改善する点もメリットです。特に全体交換を行うと塗装などが新しくなり、汚れも取り除かれるため、外観が美しくなります。

すでにトラブルが発生している方は見積もりを依頼してください。下記に心当たりがある人はすでにトラブルが発生しています。
- 雨樋に曲がりや歪みが発生している
- 一部分が外れてしまっている
- 一部分にひび割れがある
さらに劣化が進行すると部分補修では対応できなくなり、全体交換が必要になります。そのため、早めに改善を試みたほうが費用も安く済むでしょう。

新築から15年以上経過している場合、全体交換がおすすめです。雨樋の寿命は15〜20年程度といわれています。金具などが耐用年数を迎えると倒壊する危険もあるため、全体交換が必要になるでしょう。
雨樋工事の流れ
現地調査・打合せ後に作業開始!
屋根修理方法を特定させるために、現地で、目視調査、散水調査、解体調査、赤外線サーモグラフィー調査、ファイバースコープ調査などを行い、作業内容を決定します。
既存の雨樋を撤去
使用していた既存の雨樋を撤去・処分します。2階建て以上の住宅は足場が必要です。

軒樋金具の交換
次は、軒樋金具の交換です。長年使用していると軒樋金具は変形しています。そのため、新しいものに交換が必要です。適切な勾配を把握するために水糸を張り、その位置に合わせて軒樋金具を取り付けます。

新しい雨樋の設置
新しい雨樋を設置します。その後に排水テストを実施し異常の有無を確認してから工事は終了です。
根葺き替え工事の工期や費用の目安
雨樋工事
3,500円~/㎡
【目安】
– 一部補修部分交換
3,000円~
– 雨樋片側交換
108,000円~
– 全体交換
168,000円~
建物によって足場が必要になったり、工事内容が異なったりするため、それぞれの住宅で工期は異なります。
雨樋工事についてのよくある質問

雨樋修理に火災保険は使えますか?
A.自然災害(雪、雹、台風)などの被害を受けている場合は火災保険を適用して修復できます。
経年劣化によるものは火災保険で修復できません。一度プロに確認してもらうことをお勧めします。

雨樋から雨の度に水が漏れてきます。小さい工事でも大丈夫ですか?
A.はい。破損箇所を確認し、補修や交換をご提案させていただきます。

雨樋から水があふれるようになり困っています。すぐ見てもらえますか?
A.長年にわたってたまった落ち葉や土などが詰まっている場合があり、一度点検が必要です。
点検後、修理や交換が必要な場合にはご自宅の雰囲気にマッチしたさまざまな雨樋の中からお選びいただけます。(※雨樋の点検は無料です)

古くなった雨樋を交換するか、補修するかの判断基準は何ですか?
A.雨どいにも寿命があります。大きくたわんだ場合や割れが大きい場合、垂れ下りが大きい場合などは交換の時期にきています。
上記の項目が少しの場合だと補修で直る場合が多いです。ゴミ、落ち葉のつまりのみの場合は掃除だけでOKです。