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梅雨時期の屋根塗装はNG?塗装工事に適した季節はあるのか?

今回は、住宅の塗装工事に雨が与える影響についてご紹介していきたいと思います。

日本には、四季というものがあり、それぞれの季節によって気象条件がかなり違ってきます。その中でも夏の前にある梅雨時期というものは、連日雨の日が続き、蒸し暑い気候条件になるため一年の中でも最も過ごしにくい時期と言われています。実は、人間にとって非常に過ごしにくい梅雨時期は、住宅のメンテナンスを行う上でもとても悩ましい時期になるのです。

例えば「雨の降る中で塗装工事を行う…」と聞くと皆さんはどのように思うでしょうか?ほとんどの方がせっかく塗った塗料が雨で流されてしまうため、雨の中で塗装工事を行うなんてもってのほかだと考えることでしょう。実際に、梅雨時期の塗装工事というものは、なかなか想定していた日程で工事を完了させることが難しく、工程を無理矢理進めようと雨の中で塗装を行った場合、本来の塗料の耐久力が発揮できず、早期に塗装剥がれが起こってしまうような品質の低い塗装になってしまう危険があるのです。

それでは、一般的に雨の日が多くなると言われる『梅雨時期』に塗装工事を設定するのは絶対にNGなのでしょうか?この記事では、塗装工事と雨の関係性や塗装工事に適した時期について考えてみたいと思います。

雨の日と塗装工事の関係性について

それではまず、雨の日と塗装工事の関係性から見ていきましょう。冒頭でも少し触れたように、雨が降り続く中で塗装工事を進めてしまった場合、せっかく塗った塗料が洗い流されてしまう危険があるため、梅雨時期の塗装工事なんてもっての外だ…と考えている方は多いです。実際に、5月頃に塗装工事の日程を打ち合わせする際には、「梅雨に入る前に工事は終わりますか?」や「そろそろ梅雨だし、7月に入ってから工事をした方が良いですか?」といった質問を受けることも多く、一般の方の間でも「雨=塗装はNG」という認識が広まっているのだなと考えられます。

それでは、雨の日が多い梅雨時期に塗装工事が難しくなると言われるのは何が原因なのでしょうか?

雨によって塗装に悪影響が出るから

まず最もわかりやすい原因は、外壁や屋根に施された塗装に関して、乾ききっていない状態で雨が当たると塗膜硬化に悪影響が出てしまうというものです。

皆さんの子供のころを思い出していただければわかりやすいですが、乾いていない絵の具の上に水を落とした場合、絵の具がにじんでしまう…といった現状があらわれます。外壁や屋根に施工した塗装でも同じで、乾ききっていない塗料に雨水が当たると、その部分が溶け出してしまうのです。そのような状況になってしまうと、塗膜の強度が落ちてしまいますし、塗りムラや斑点ができてしまい、せっかく新たに塗装を施したのに汚く見えてしまう訳です。

そもそも塗料というものは、水分の影響を非常に受けやすい部材であり、水で薄めて使う水性塗料の場合でも希釈率を少しでも間違うと、仕上がりの品質が悪くなってしまう…ということもあるほどなのです。つまり、塗装したばかりでまだ乾ききっていない状態の塗装に、雨水が落ちると、その部分だけ希釈率が変わり、品質の悪い塗膜が出来上がってしまうのです。このような塗装になると、本来の強度を得られず、早期の塗装剥がれの可能性が出てきます。

湿度の高さも塗膜に悪影響を与える

あまりイメージが無いかもしれませんが、塗装工事に使用される塗料には、適した施工環境の条件が定められており、この施工条件は塗料の缶などにもきちんと注意書きがなされているのです。
基本的な塗料の施工条件は以下のようになっています。

  • ●湿度85%以上はNG
  • ●気温5度以下はNG

基本的に、上記の気候条件下では塗膜の本来の強度が得られなくなるリスクがあり、施工不可となっています。梅雨時期で考えてみた場合「湿度85%以上はNG」という条件が問題となるわけです。雨の中での施工を考えた場合、当然湿度は非常に高くなるため、上記の施工条件を満たすことはできなくなります。また、気象庁の資料によると、6~7月は平均湿度が75~80%前後、8月は86%前後になることが多いとされているため、梅雨時期の塗装工事は、湿度に注意しなければならないのです。

ちなみに、湿度の高さがNGとされる理由は、空気中に含まれる水分によって塗料がなかなか乾燥しにくくなり、施工品質が落ちてしまう可能性が高くなるからです。

梅雨は塗装工事ができないのか?

ここまでの説明を見れば、雨の日が続く梅雨時期は、やはり塗装工事などできないのだ…と考える方が多いことでしょう。しかし、実際には、「梅雨時期は塗装工事に適した時期ではないが、できないわけではない!」というのが正解です。

というのも、梅雨時期だからと言って、確実に毎日雨の日が続くわけではありませんし、時には好天が続くような「空梅雨」になるような場合もあるのです。実は、雨が降らない梅雨時期であれば、適度に気温が高く、塗料も乾きやすい条件となるため何の問題もなく塗装工事を進めることができるのです。そもそも、塗装工事に向いていると言われる春や秋に関しても、雨の日が続くようなことは珍しくありませんし、梅雨だろうが他の季節であろうが、雨が降れば塗装工事はできないのです。

梅雨時期があまり塗装工事に適さない…と言われる所以は、他の季節よりも雨の日が多くなる傾向があるため、塗装工事にかかる期間が長くなる可能性があるためです。外壁でも屋根の塗装でも、施工時には家の周囲を足場で囲みますので、長期間足場に囲まれて生活するのが不便になる可能性がある点が懸念となり、「雨が少ない季節よりは向いていない…」という訳です。実際に、足場のことや、工事が多少長期化しても構わない…と考えているのであれば、梅雨時期の塗装工事にもメリットがあるのです。

梅雨に塗装工事をすることのメリット

一般的に「梅雨は塗装工事に適していない季節…」と考えられていることから、上記のデメリットを気にしない人であれば、わざと梅雨時期を狙って塗装工事を進めることにもメリットがあるのです。

まず、他の方が選ばない時期となりますので、比較的業者の予約が取りやすいというメリットです。春や秋などの塗装工事シーズンであれば、なかなか予約が取れない腕の良い塗装工事会社であっても、梅雨時期は仕事の数が少なくなるものです。したがって、いつもは仕事を頼めないような安いor腕の良い業者に施工を依頼することができるというメリットが得られるのです。他には、職人さんが極寒の冬や炎天下の夏場に施工するよりも圧倒的に作業が行いやすいというメリットがあります。施工を依頼する側には関係が無いと思うかもしれませんが、職人さんも人間ですので、とても寒い…暑い…などの悪条件下の作業では思わぬミスをしてしまう可能性が高くなるのです。梅雨時期は、そこまで気温も上がっていませんし、施工する人間からすると比較的作業がしやすく、ミスのない品質の高い施工を期待できる時期となります。

まとめ

今回は、雨の日が続く梅雨時期の塗装工事についてご紹介してきました。

梅雨時期は塗装工事などできないと考えている方が多いと思うのですが、この記事でご紹介したように、「適した時期ではない」というだけであり、梅雨時期でも塗装工事を進めることは可能です。そもそも、雨というものは、どのような季節でも降ることがありますし、季節関係なく雨が降れば塗装工事は止めなければならないものなのです。したがって、梅雨時期というものは、雨が多いため予定通りに工事を進めるのが難しいことや、他の季節よりも工期が長くなってしまうため、足場などの問題で通常生活が少し不便になるということがデメリットになるのです。

ただし、普段は予約が取りにくい腕のある塗装工事業者でもすんなり施工を依頼できる可能性があるなど、工期の長さを気にしなければわざと梅雨時期を選んで塗装工事をするメリットもあるのです。一般的に、雨の日が少なく乾燥している秋や春などが塗装工事に向いていると言われているのですが、この時期に工事をしたいのであれば、早めに工事の予約をしておくのがオススメと覚えておきましょう。


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