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屋根のカラーで住宅の遮熱効果が変わる?屋根材選びの前に知っておきたい基礎知識

皆さんは、『屋根の色』というものが住宅にとってどのような役割を持っていると考えるでしょうか?屋根は、住宅の外観デザインを決めるための重要ポイントでもあるため、屋根の色はそのまま外観デザインを良くするためだけにさまざまなカラーの屋根材が作られているのだと考えるのではないでしょうか?もちろん、屋根材のカラーに関しては、家を建てる際に、デザインに大きな影響を与えるポイントですから、『デザインのため』という側面があるのも事実です。
しかし、屋根の色というのは、住宅内に住む方の快適性にも大きな影響を与えるというのはあまり意識している人はいないのではないでしょうか?例えば、子供のころを少し思い出していただきたいのですが、夏の日差しの強い日などは、熱を吸収するから黒い服ではなく白色の服の方が良いなんて親御さんから言われた記憶はあるのではないでしょうか。実は、こういったカラーの常識というのは、住宅の屋根にも同様なことが言え、屋根の遮熱効果を高めて住宅の快適性を上げようと考えた場合、屋根の色が非常に重要で日射反射率の高いカラーの屋根材を選ぶ必要があるのです。
そこでこの記事では、意外と無視されがちな『屋根の色』に関する基礎知識をご紹介していきたいと思います。

遮熱性能は屋根の色で変わる

デザイン性のみを重視して選ばれることが多い屋根の色ですが、冒頭でご紹介したように屋根の遮熱性にも非常に大きな影響を与えるものなのです。例えば、日射反射率の高いカラーを持った屋根材を選択すれば、真夏の強い日差しが降り注いだとしても。日差しによる熱を反射し、屋根の温度上昇を防いでくれるのです。
夏場の屋根というのは、表面温度が80℃程度まで上昇してしまうこともあり、その屋根の熱が室内にまで伝わってしまうことになり、エアコンをフル稼働させてもなかなか涼しくならない…なんて状況を生み出してしまいます。当然、夏場の光熱費にも悪影響を与えますし、近年社会問題となっている室内での高齢者の熱中症の原因にもなるのです。そこで日射反射率の高い屋根材の色を選択すれば、屋根の温度上昇が防げるため、室内に伝わる熱も少なくすることができるのです。

屋根の色による日射反射率の違い

それでは、屋根のカラーによって日射反射率がどれほど違ってくるのかについて簡単にご紹介しておきましょう。ちなみに、最も日射反射率が高いとされる色は『白色』で、外壁塗装などにこのカラーが選ばれるのは、日射反射率の高さもあると言えるでしょう。
左図は、日本ペイント社から引用した画像なのですが、このグラフは、色と日射反射率の関係を示したものとなります。このグラフからも、明度の高い白色は非常に高い日射反射率を示していることがわかります。逆に明度が下がるほど日射反射率も下がっていきますので、屋根面が熱を吸収してしまい、遮熱性能が低い屋根となるのです。

屋根材ごとの色の違いを抑えておこう

ここまでで、屋根材のカラーによって日射反射率が大きく異なるということがわかっていただけたと思います。それでは、実際に自宅の屋根をリフォームしようと考えた場合に注意しておきたいポイントもご紹介しておきましょう。ここでは、新築業界でシェアナンバーワンと言われているスレート屋根と、耐震性能が高い屋根が実現すると人気になっている金属屋根のカラーについてご紹介しておきたいと思います。

スレート屋根のカラーについて

引用:ケイミュー社公式サイト

まずは、近年新築業界で最も人気が高い屋根材となっているスレート屋根のカラーについてです。スレート屋根の色の違いによる遮熱効果については、屋根材のトップメーカーケイミュー社の公式サイトで紹介されていますので、それをもとにご紹介します。
上図は、ケイミュー社が行ったカラーの違いによる遮熱効果の実験データなのですが、この実験ではダーク系の屋根材をホワイト系の屋根材に入れ替えることで、屋根の表面温度が19℃、屋根裏温度が12℃も下がったという結果が出ています。さらに、通常塗装の黒色のコロニアルと遮熱塗装が施されたシルバーのコロニアルを比較した場合、年間の空調コストが約3%削減することができたという実験データも存在します。
上図は、屋根材のカラーの違いによる日射反射率を示したものなのですが、通常塗装の屋根材でも、遮熱塗装の屋根材でも明度が高くなるほど日射反射率が高くなるという結果が出ています。したがって、自宅の屋根材としてスレート材を導入しようと考えている場合には、デザイン性のみではなく、カラーにも注意して選択するのがオススメです。

金属屋根のカラーについて

次は軽量な屋根で耐震性の高い住宅が実現できると人気の金属屋根素材のカラーについてみてみましょう。金属屋根は、モダンな洋風建築によく合う屋根材として人気で、よりデザイン性を重視した建物に採用される傾向にあると言えるでしょう。
金属屋根は、近年の人気の高さからさまざまなメーカーが販売するようになっています。もちろん、いろいろな住宅デザインが実現できるようにカラーバリエーションも豊富に用意されています。例えば、アイジー工業が販売しているスーパーガルテクトであれば、『ブルー・モスグリーン・ブラウン・チャコール・ブラック』と5パターンのカラーが用意されており、メーカーの実験データによると、通常塗装ではブルー、遮熱塗装の場合はチャコールが最も高い日射反射率を持つという結果が出ています。
一般的には、モダンな住宅を実現するために選ばれる屋根材ですので『ブラック』系統のカラーが人気になる傾向があるのですが、ここまでの遮熱性能の話を考えると、少し不安になってしまう人も多いかもしれませんね。しかし、ガルバリウム鋼板製の金属屋根材の場合、遮熱塗装と断熱材が組み合わされて作られている製品が多いため、外観デザインを重視してカラーを選択してもそこまで大きなデメリットはないと考えられます。

まとめ

今回は、屋根の色によって異なる住宅の遮熱効果に関してご紹介してきました。屋根というものは、住宅の外観デザインに大きな影響を与える部位となりますので、多くの方はそのデザイン性を重視して選ぶことになると思います。しかし、覚えていてほしいことは、選択するカラーによって屋根自体の日射反射率が大きく異なってしまい、中に住む方の快適性にもかなりの影響を与えるということです。
例えば、日射反射率の高い屋根材を選択すれば、住宅内に伝わる熱量も少なくなりますので、夏場のエアコンの稼働率を抑えることが可能になり、屋根リフォームをすることで日々の光熱費を削減することができるようになるかもしれないのです。住宅の屋根というものは、デザイン性だけを考えるのではなく、屋根によって得られるさまざまな効果まで慎重に検討して決めるのがオススメです。


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