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新築時によく聞くスレート屋根とは?他の屋根材と比較して何がメリットなの?

今回は、日本国内で使用されている代表的な屋根材のうち『スレート屋根』と呼ばれる屋根材の特徴についてご紹介したいと思います。
日本人であれば、屋根と聞けば瓦屋根をイメージする方が多いかもしれませんが、現在では『瓦屋根』が日本の主流の屋根材とは言えなくなってきているのです。この記事のタイトルでご紹介しているように、新築で建物を建てる時には、瓦屋根ではなく『スレート屋根』を選択する人が多いと言われており、なんと新築住宅の屋根材としてはスレート屋根がシェアナンバー1と言われているのです。
それでは、もともと屋根には瓦が使われてきた日本でここまでスレート屋根のシェアが伸びているのはどういった理由があるからなのでしょうか?今回は、住宅の屋根材を決定する際には絶対におさえておきたいスレート屋根の基礎知識や他の屋根材と比較した場合のメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。

スレート屋根の基礎知識と種類について

それではまず『スレート屋根』がどのような屋根材なのかという基礎知識からご紹介していきましょう。スレート屋根とは、粘土板岩を使用した所謂『スレート』と呼ばれる屋根素材を使用した屋根のことを指しており、別名ではコロニアル屋根やカラーベストなどと呼ばれています。ちなみに、コロニアルやカラーベストという名称は、旧クボタが販売していたスレート系屋根材の商品名であり、当時スレート屋根を作る時に非常にシェアの高い商品だったことから、この商品名がスレート屋根の代名詞のように扱われるようになったそうです。
現在でも、屋根業者によって『スレート』『コロニアル』『カラーベスト』などと呼び名が異なるのですが、この3つは同じ屋根材を指していると考えて構いません。

スレート屋根の種類

スレート屋根は、上述したように粘土板岩を薄く加工した板状の屋根材のことを指しているのですが、一口にスレート屋根と言っても、いくつかの種類が存在しているのです。ここでは、一般的にスレート屋根と呼ばれる屋根に使用される屋根材の分類をご紹介します。

  • ①天然スレート
    天然スレートとは、名称から分かるように、天然石を加工して作る屋根材の事です。天然スレートは、天然の粘板岩を加工して作る屋根材となるため、屋根材としてみた場合、非常に高額になるので国内ではあまり普及していません。また、施工する際にも熟練の技術が必要になるので、施工費用も高額になってしまいます。
  • ②セメント系スレート
    別名で『化粧スレート』などと呼ばれるもので、セメントと繊維を混ぜて成型された平板状の屋根材となります。上述したカラーベストやコロニアルは、このセメント系スレートに分類されるもので、現在最も主流なスレート材と言えます。
  • ②-①石綿スレート
    セメント系スレートの中で、繊維として混ぜられるのが『石綿(アスベスト)』の屋根材のことです。アスベストは、皆さんも一度は耳にしたことがあると思うのですが、近年アスベストの健康被害は非常に大きな問題となっています。そのため、現在では石綿スレートは製造中止になっており、施工することはできません。しかし、平成18年以前に作られていたセメント系スレートにはアスベストが含まれている可能性があります。
    なお、現在住んでいる住宅に、石綿スレートが使用されている場合、健康被害が気になる…と不安になる人も多いですが、普通に住んでいるだけであれば、屋根材からアスベストが飛散する恐れはほとんどありません。葺き替え工事などで屋根を解体する際には、飛散の恐れがありますので、経験豊富な施工業者に依頼したほうが良いでしょう。
  • ②-②無石綿スレート
    セメント系スレートの中で、『石綿(アスベスト)』が含まれていないスレート材を指しています。現在ではアスベストが全面禁止になっていますので、最近作られているセメント系スレートは全てこれになります。ちなみに現在はパルプやビニロンが混ぜられています。

他の屋根材と比較した場合の性のは?

近年、スレート屋根のシェアがどんどん伸びている理由は、軽量な屋根材で施工性も高く、その上安価ということがメリットとして捉えられているからです。それでは、他の屋根材と比較した場合、このスレートのメリットはどうなのか?ということが気になりますよね。
そこでここでは、現在スレート屋根と並んで日本国内で主流となっている瓦屋根や金属屋根と比較してみたいと思います。

瓦屋根と比較した場合のメリット・デメリット

まずは、日本国内で古くから愛されてきた『瓦屋根』との比較です。瓦屋根は、非常に耐久力が高く、日本建築特有の外観を作ってくれることがメリットと捉えられているのですが、スレート屋根は瓦と比較した場合、どうなのでしょうか?
まずは瓦屋根に対してスレート屋根が持つメリットからです。

  • ● 屋根材が軽量なため、耐震性に優れた建物を実現できる。
  • ● カラーやデザインが豊富。また裁断なども容易なので複雑な屋根にも使用できる。
  • ● 屋根構造が単純なので、施工・修繕費用が安価に収まる。

次は瓦屋根に対するデメリット面です。スレート屋根が持つデメリットは以下のようなことでしょう。

  • ● 瓦の方が耐久力がある。一般的にきちんとメンテナンスした状態で、スレートが30年程度の寿命なのに対し、瓦は50年以上持つと言われます。
  • ● スレート屋根は塗装により防水や断熱などの機能を持ちます。したがって、定期的な再塗装工事が必要不可欠でメンテナンスの手間がかかります。
  • ● 耐火性・防水性は瓦屋根の方が高い。

金属屋根と比較した場合のメリット・デメリット

次は、近年屋根リフォーム業界でどんどんその人気が高くなっている金属屋根とスレート屋根の比較です。金属屋根は全屋根材の中でも最も軽量で耐震性能の高い建物を作ることができると人気になっています。

それでは金属屋根に対してスレート屋根が持つメリットはどのようなことが考えられるのでしょうか?

  • ● 現状では、スレートの方がカラーバリエーションが多くデザインの自由度が高い。
  • ● 金属屋根は、非常に薄く成形されているため、ちょっとした衝撃でも凹んでしまうのですがスレートは凹まない。
  • ● 金属屋根のように錆びることはなく、塩害に強い。

次は金属屋根に対するデメリット面です。スレート屋根が持つデメリットは以下のようなことでしょう。

  • ● 金属屋根よりは重いので、耐震性は低くなる。
  • ● メンテナンス性は金属屋根の方が高い。
  • ● 金属屋根は、非常に耐久性が高く、メーカー保証も長いです。メーカーによっては50年の保証がついている場合もあるのですが、スレートの場合は10年程度が一般的です。

まとめ

今回は、現在、新築業界で屋根材のシェアナンバー1と言われているスレート屋根の基礎知識についてご紹介してきました。スレート屋根の良いところは、瓦などと比較すると、非常に軽量な屋根を実現できるため、耐震性の高い建物を作ることができる点です。他にも、施工性が非常に良い屋根材となっているため、導入にかかるコストが他の屋根材よりも安価になる点が注目され、ここまでの人気になっているのだと思います。
しかし、注意が必要なのは、スレート屋根に使用されるカラーベストなどは、屋根材自体は防水性能や断熱性能などの各種機能がなく、表面に施される塗装によって各種機能を持たせているのです。つまり、屋根の塗装が経年劣化によって効果を失ってしまった場合、屋根自体にダメージが入ってしまい、メーカーが公表している耐用年数すら持たなくなってしまう…なんてことがあるのです。したがって、スレート屋根を導入した建物では、約10年程度に1度の頻度で再塗装工事が必要になるなど、屋根を万全な状態で保つためのメンテナンスコストは割高になってしまう可能性があります。


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