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瓦屋根の住宅に住んでいる方が知っておきたい『漆喰』の基礎知識について!

今回は、瓦屋根の住宅に住んでいる方が絶対におさえておきたい『漆喰』の基礎知識についてご紹介したいと思います。皆さんの中には、『漆喰』と聞いて即座にどのようなものかイメージができない…という方も多いかもしれませんね。漆喰は、瓦屋根にとっては非常に重要な部材なのですが、金属屋根やスレート屋根が増えてきた現在では、屋根に漆喰が使われていない住宅も多く、漆喰と聞いても「何それ?」と、全く想像できないという方も増えていると言われています。

漆喰をわかりやすく説明すると、瓦屋根の棟部分など、屋根の隙間部分につめられている白いセメントのような材料です。関西地方に住んでいる方であれば、白鷺城の愛称で有名な姫路城に使われている部材と言った方が良いかもしれませんね。この漆喰は、瓦屋根を形作る時にできる隙間を埋める目的や屋根材の固定を目的として施工される非常に重要な材料となるのですが、最近では瓦屋根に住んでいる方であっても、この漆喰の重要性を無視している方が少なくないように思えます。瓦屋根は、他の屋根材と比較しても非常に高い耐久力を持つというメリットを持っており、その耐久力の高さから「瓦屋根はメンテナンスフリーだ!」と勘違いしてしまっている方もいるほどです。しかし、瓦屋根には瓦以外にも漆喰や木材など、さまざまな副材が利用されており、それらは瓦ほどの耐久力を持っていないのです。つまり、瓦屋根に住んでいる方であれば、定期的に漆喰のメンテナンスをしておかなければ、瓦に何の破損がない場合でも雨漏りが発生してしまう…なんてことがあるのです。

そこでこの記事では、近年無視されがちな漆喰について、皆さんに覚えておいてほしい基礎知識をご紹介します。

漆喰の役割って何?


それではまず、瓦屋根には欠かせない材料となる『漆喰』の役割から簡単にご紹介しておきましょう。漆喰は、上の画像のように、屋根の棟部分など、瓦と瓦の間にできる隙間を埋めるために詰め込まれるセントのような材料を指しています。「屋根にできる隙間を埋める」ということから分かるように、経年劣化などが原因でこの漆喰にひび割れが起こったり、剥がれてしまったりすると、その部分からの水の侵入を許し雨漏りを発生させてしまう危険があるのです。

また、この漆喰は、屋根材同士をつなげるという固定剤のとしての役割も持っています。屋根材の固定だけを考えた場合、「接着剤でも良いのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、接着剤を使用して隙間を埋め、屋根材の固定を行ってしまうと、通気性のない屋根となってしまい、住宅の換気不足により屋根内に湿気がこもり、カビだらけになってしまう…という危険がるのです。漆喰は、完全に隙間を埋めているように見えますが、実は高い通気性を持っており、さらに高湿の場合は湿気を吸い込み、乾燥すると吐き出すという性質まで持っているのです。つまり、漆喰というものは、天然の加・除湿器の役割まで担える、屋根にとって非常に重要な部材となるのです。

瓦屋根にとって漆喰は、単に隙間を埋めるだけのものではなく、屋根内の湿気をコントロールしたり、屋根材を固定したりと、住宅を長持ちさせるためにもとても大切な役割を持っていると覚えておきましょう。

漆喰の劣化を見つけたらどうする?

ここまでの説明で、瓦屋根にとって漆喰が非常に重要な役割を担っているということがわかっていただけたと思います。しかしこの漆喰は、耐久力が自慢の『瓦』とは異なり、紫外線などの影響で徐々に劣化が進むものなのです。一般的にですが、屋根に施工された漆喰は、10年程度に1度の頻度で塗り替えが必要になると考えておきましょう。
漆喰は、施工されてから時間の経過とともに二酸化炭素と反応して徐々に固くなっていくという性質を持っています。そして、10年程度経過すれば、漆喰のひび割れが目立つようになり、地震などの影響で部分的に脱落してしまうような箇所出てくるのです。したがって、瓦屋根に住んでいる方であれば、定期的に漆喰の状況を確認し、ひび割れが無いか…脱落している箇所はないか…屋根の上に白い粉のようなものが落ちていないか…など、劣化症状がみられた場合には、すぐに修理を依頼するようにしましょう。

一般的な漆喰の補修手順は以下のようになっていますので、覚えておくと良いでしょう。

  • STEP1 既存の漆喰を撤去
    まず、既存の漆喰をへらなどを利用して撤去します。漆喰をはがすと、屋根土が見えてきますが、これはそのままです。
  • STEP2 葺き土を成型後、湿らせる
    新しい漆喰を塗りやすいように、葺き土の凸凹がなくなるように整形します。その後、漆喰が馴染みやすくするため、葺き土を湿らせます。
  • STEP3 漆喰を塗る
    隙間なく均一になるように漆喰を塗ります。DIYが流行している最近では、漆喰を自分で塗ろうとする方もいるのですが、その場合、漆喰を塗り過ぎてしまう…というミスが多いです。漆喰が盛り上がるぐらいに塗ってしまうと、雨が直接当たりやすくなってしまうため、逆に雨漏りしやすくなるので注意しましょう。
  • STEP4 仕上げ
    最後に専用の小手を使って漆喰の表面を整えます。この時には、漆喰が盛り上がってしまい、雨が直接あたることが無いよう、漆喰の量に注意する必要があります。

漆喰の補修は自分で出来る?

劣化した漆喰は、上記のような手順で補修を行います。文字だけで見ると「剥がして塗るだけ」のように感じる作業ですし、DIYを趣味としている方であれば、自分でもできるのではないかと考えてしまうでしょう。実際に、ホームセンターなどに行けば、漆喰の材料を購入することが可能です。しかし、屋根の専門業者からすると、素人の方が漆喰補修を自分でするのは、以下のようなさまざまなリスクがあるのであまりオススメできません。

  • ☑ 屋根の上は、高所だけでなく足場が不安定ですので、落下事故の危険がある
  • ☑ 漆喰の材料、施工のための工具、足場など、買い揃えなければならないものが多く、意外とコストがかかる
  • ☑ 素人の方が屋根にあがると、足の踏み場を間違ってしまい、屋根を破損させてしまうリスクがある
  • ☑ 漆喰の塗り方を間違うと、逆に雨漏りリスクが高くなる

簡単そうに見える漆喰補修ですが、一般の方が自分で行うことを考えた場合、さまざまなリスクがあるのです。実際に、屋根の上から落下してしまい大けがをした…といった事例や、屋根材を破損させてしまい漆喰補修どころの修理費用ではなくなった…なんて事例も少なくないのです。
特にDIYを始めたばかり…という方であれば、おとなしく専門業者に依頼するのがオススメです。

まとめ

今回は、瓦屋根の住宅に住んでいる方がおさえておきたい漆喰の基礎知識についてご紹介してきました。この記事でご紹介してきたように、瓦屋根にとって漆喰が持つ役割は非常に重要なものなのです。しかし、瓦は「非常に耐久力が高い!」という情報だけが出回っていることもあり、瓦屋根全体がメンテナンスフリーなのだと勘違いしてしまっている方が非常に多いように思えます。そのため、近年の瓦屋根の住宅では、既に漆喰がボロボロになっているのにもかかわらず、そのまま放置しているというご家庭が多いのです。

上述したように、屋根の隙間を埋める役割を持っている漆喰ですので、この部分の劣化が進んでしまいそれを放置しているということは、屋根にできた隙間を放置していると言っても過言ではないのです。もちろん、すぐに目に見えるような雨漏りが発生するとは言いませんが、漆喰の劣化によりできた隙間から屋根内に水が侵入している可能性が非常に高いので、いつ雨漏りが発生してもおかしくないでしょう。
瓦屋根にはさまざまな副材が利用されており、それらは瓦ほどの耐久力が無いため、定期的な点検とメンテナンスが必要不可欠と覚えておきましょう。


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