屋根修理・雨漏り修理・葺き替えの住まいるドクター関西全域(京都・奈良・大阪・兵庫・和歌山・滋賀対応)
日本国内では古くから屋根材として『瓦』が利用されています。近年では、建物の耐震性を考えてスレート屋根や金属屋根が選ばれることも増えていますが、それでも日本建築特有の外観イメージを実現できる『瓦屋根』にこだわりを持つという方も多く、「屋根は瓦でないとダメだ!」と長年瓦屋根の家に住んでいる方も多いのではないでしょうか。
このような瓦に関しては、「重量が重い」と言う点が弱点とみなされるようになっていますが、それでも屋根材としての耐久力は他の屋根材よりも圧倒的に高いというメリットが存在します。瓦の耐久力の高さは非常に大きなメリットなのですが、実は近年この耐久力の高さが雨漏りの原因になってしまうことが多いといわれているのです。「耐久力の高さが雨漏り原因」と聞くと、真逆のイメージがあるため、俄かには信じられない…という方も多いかもしれませんが、これは「瓦=強い」というイメージが強すぎるところから来ています。
答えから言ってしまいますが、瓦の耐久力の高さから「瓦屋根は強いからメンテナンスフリーだ!」「瓦屋根は他の屋根と違って50年は何もしなくても良い!」なんて間違った認識が広がっているのです。確かに瓦単体で考えれば、数百年以上前の瓦が現役で使用されている歴史的建造物が存在するなど、基本的にはメンテナンスフリーと言えるものです。しかし、『瓦屋根』としてみた場合、他にも漆喰や木材など、瓦以外の副材が多く使用されており、そういったものは定期的なメンテナンスが必要不可欠になるのです。
つまり、瓦屋根に対する知識不足や認識間違いが瓦屋根で雨漏りを引き起こしているわけです。そこでこの記事では、瓦屋根の住宅に住んでいる方がおさえておきたい雨漏り原因をご紹介します。
冒頭でご紹介したように、瓦屋根については「非常に耐久力が高い」というイメージが先行しており、他の屋根材とは異なりメンテナンスフリーだと思っている人が多いのではないでしょうか?しかし、実際の瓦屋根では、他にも漆喰や木材など、さまざまな副材が利用されているため、定期的なメンテナンスは欠かせない屋根材と言えるのです。
特に築年数の経過した建物であれば、屋根土の上に瓦を並べていくだけという施工方法が採用されていることも多く、こういった屋根は瓦同士が咬みあうことで固定力が得られているという非常に絶妙なバランスの上に成り立っている屋根なのです。そのため、台風や地震などの自然災害が発生した場合には、人間の目では確認することができないような小さなズレが生じてしまい、それが原因で屋根に問題が出てしまう…ということも珍しくありません。一般の人では気づくことができない小さな不具合が生じてしまっている場合が多く、災害時には他の屋根には被害が出ていないのに、瓦屋根の住宅ばかり大きな被害が出てしまう…などと言うことも珍しくないのです。
以下で、瓦屋根で発生する雨漏りについて、どういった原因があるのかをいくつかご紹介していきます。
それでは、瓦屋根の不具合を原因とする雨漏りをご紹介していきましょう、上述したように、瓦屋根というものは、一般の人が見た場合、何の問題もなさそうなのに、実は不具合が出ている…なんてことが非常に多いです。したがって、梅雨時期や台風シーズンなどの前には専門業者に点検してもらっておくのが雨漏りを防ぐコツとなります。
上記のように、非常に耐久力が高いと考えられている瓦屋根ですが、実は雨漏り原因となる劣化は非常に多いのです。特に、直接的に瓦の不具合が原因となるわけではなく、副材やズレが原因となる雨漏りが多いため、一般の人が確認したのでは未然に雨漏りを防ぐのが難しくなってしまうのです。
覚えておいてほしいのは、瓦は耐久力が強いのは確かですが、メンテナンスフリーではないということです。
今回は、古くから日本国内で愛されてきた瓦屋根の雨漏り原因についてご紹介してきました。この記事でもご紹介したように、瓦屋根は非常に耐久力が高いという情報が先行しており、それにより瓦屋根であればメンテナンスフリーなのだという勘違いをしている方が非常に多いように思います。
上述しているように、瓦屋根がメンテナンスフリーだという考えは完全な間違いであり、それどころか他の屋根材と比較しても雨漏り原因となる要因は多いと考えても良いぐらいなのです。もちろん、近年開発された災害にも強いと言われる瓦に関しては、1枚1枚の屋根材を釘で固定するという施工方法がとられているため、従来の瓦屋根よりも格段に雨漏りの危険性が減っていると考えても良いです。しかし、どのような屋根材だとしても、定期的な点検とメンテナンスが重要と言う点は変わりませんので、「梅雨の前に」や「台風シーズンの前に」などとメンテナンスタイミングを決めてきちんと業者さんに診てもらうようにするのがオススメですよ!