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雨漏りさせないためには屋根メンテナンスが重要!長持ちさせるためにおさえておきたい屋根リフォームの基礎知識

今回は、建物の寿命を出来るだけ長くするために、住人が知っておきたい屋根メンテナンスの基礎知識についてご紹介していきたいと思います。皆さんは、普段の生活の中で、屋根がどのような状態になっているのか定期的に確認などはしているでしょうか?実は、屋根というものは、高所に位置するという理由もあり、その重要性のわりに劣化状態の確認などが放置される傾向にあるのです。しかし、住宅の屋根は、常に日光による紫外線や風雨の影響を受け続けている場所となるため、特に目立った外的要因が無い場合でも、徐々に劣化が進行してしまい、屋根材の亀裂やズレ、塗装の剥がれなどの問題が生じてしまっているものなのです。当然こういった屋根の劣化を放置してしまえば、そこから水の侵入を許してしまうことになり、雨漏りを引き起こしてしまう危険があります。

特に危険だと言われているのは、屋根に小さいとはいっても何らかの不具合が生じている状態で、台風や地震などの自然災害が発生した際、小さな劣化部分が原因となり、一気に屋根全体の崩壊につながってしまう…なんて危険があるほどなのです。あまり意識することはないかもしれませんが、屋根は一度葺いてしまえばその後は放置しておけば良いといったものではなく、定期的に点検をしてあげて、小さな劣化のうちにメンテナンスをしてあげることが非常に重要になるのです。
そこでこの記事では、「そろそろ屋根のメンテナンスが必要かな?」と考えた方が良いタイミングや、実際に屋根メンテナンスを行う時の手法について簡単にご紹介します。

こんな症状を見かけたら屋根メンテナンスが必要!

それではまず、「そろそろメンテナンスが必要かな?」と考えた方が良い屋根の症状からご紹介していきましょう。日本国内では古くから瓦が採用されてきたのですが、近年では災害対策を考えた屋根作りが主流となっており、より軽量な屋根が実現できるスレートや金属屋根の人気が高まっています。
つまり、住宅によって使用されている屋根材が異なるため、それぞれの家庭でメンテナンスタイミングを見極めなければいけないのです。ここでは、そろそろメンテナンスを検討したほうが良い屋根の症例をいくつかご紹介しておきますので、定期的に屋根の点検を行う癖をつけて行くようにしましょう。

屋根を新調してから15年以上メンテナンスをしていない…

こういった状態の屋根であれば、屋根材に関係なく一度専門家に点検してもらうことがオススメです。瓦屋根は非常に耐久力が高く、50年程度はメンテナンスフリーだと考えている方が多いです。しかし、瓦屋根には瓦以外にもさまざまな副材が利用されており、それらは瓦ほどの耐久力がありません。したがって、副材の劣化から雨漏りしてしまう可能性があるため、一度点検しましょう。

屋根材にひび割れが生じている…

風に飛ばされてきた物がぶつかる…冷害でヒビが…など、瓦やスレートでは屋根材自体が割れてしまうことがあります。こういった小さな劣化は、早期に修理することで数枚の入れ替えのみで済みますので安価で修理が可能です。しかし、放置してしまうと劣化が進行し、屋根全面のリフォームが必要になる…など、多額のコストがかかってしまいます。

屋根の色あせ…表面にコケが…

スレート屋根などは、表面に塗装が施されています。塗装は経年で劣化してしまうもので、色あせてきたな…と感じたのであれば再塗装のサインです。これを放置してしまうと、表面にカビやコケが生えてくるのですが、そのような状態は完全に塗膜の効果が切れている証拠です。

金属屋根がサビている…

ガルバリウム鋼板製の屋根は、金属なのに非常にサビに強いというのが特徴です。しかし、金属なのは間違いありませんので、絶対に錆びないというわけではないのです。サビを放置してしまうと、その部分に穴が開いて雨漏り原因となってしまいます。早急に専門業者に修理を依頼しましょう。>

関連記事:軽量な屋根を実現するガルバリウム鋼板!今さら聞けない素材的メリット・デメリットをご紹介!

風が吹くと異音がする…

棟板金が緩んでしまうと、隙間から風が入ることがあります。そのため、風の強い日に屋根から異音が聞こえる…なんて場合、板金が浮いている可能性がありますので、専門業者に点検してもらいましょう。放置してしまうと、台風で板金が吹き飛ばされてしまう危険があります。

天井にカビが…特定の部屋だけカビが生える…

これは既に雨漏りしている証拠です。雨漏りを放置していると、壁紙に染みができてしまったり、冬場には結露が増えたりするため、出来るだけ早く業者に連絡し、修理してもらうことをおすすめします。

関連記事:雨漏りは、家族の健康被害を引き起こすかも!放置するのではなくすぐに雨漏り修理がオススメ!

屋根リフォームの種類について


上記のように、屋根に何らかの不具合が生じていた場合、専門業者による修理や屋根リフォームが必要になります。もちろん、早期に気付いて修理を依頼すれば安価に住む場合が多いですが、放置すればするほど症状は進み、コストが嵩んでしまうことになります。ここでは、代表的な屋根メンテナンス手法をご紹介しておきます。

屋根の再塗装工事

スレート屋根は、屋根材自身が防水や遮熱などの効果を持つわけではなく、表面に施された塗装がさまざまな効果をもたらせてくれるのです。したがって、7~10年程度に1度の頻度で再塗装工事が必要になります。しかし、再塗装が必要なタイミングに行わず放置してしまった場合、屋根材自身が劣化してしまい、再塗装工事では修理できなくなる可能性があります。
新品の屋根の状態を考えると、色あせてきたな…と感じた時が再塗装のタイミングとなりますので、一度業者に点検してもらうようにしましょう。屋根表面にコケのようなものが生えた状態まで行ってしまうと、塗装の効果が完全に切れているため、屋根材自体も劣化している可能性が高いです。

屋根のカバー工事

屋根カバー工事は、スレート屋根のリフォーム手法として開発された工法です。別名でカバー工法や重ね葺きなどとも呼ばれます。カバー工事は、既存屋根の撤去はせずに、上から新しい屋根材を葺いていく工法で、下で紹介する葺き替え工事と比較すると、撤去工事が無い分、安価に施工が出来ることや施工期間が短縮できるのがメリットです。
カバー工事を行うと、屋根が2重になってしまい、屋根重量に不安を感じてしまう人もいますが、基本的に非常に軽量なガルバリウム鋼板製屋根材が採用されるため、そこまで耐震性に悪影響を与えることはありません。

関連記事:屋根カバー工法の基礎知識。カバー工法による屋根リフォームに火災保険は利用できるの?

屋根の葺き替え工事

葺き替え工事の場合は、既存屋根を一度取り除き、新たな屋根として葺きなおす工法となります。葺き替え工事であれば、屋根だけですが新築のように新しくすることができるため、建物自体の寿命を延ばすことにもつながります。しかし、カバー工事よりも工程が増えることや、廃材の処分費がかかるため、施工費用が割高になることや工期が長くなるというデメリットが存在します。
近年では、住宅の耐震性能を高めるため、重量のある瓦屋根から軽量なスレートや金属屋根に葺き替える屋根軽量化工事が人気となっています。

関連記事:葺き替え工事に踏み切るタイミングは?屋根の素材別に屋根リフォームを考えた方が良い症状をご紹介!

上記以外の細かな屋根メンテナンス

大規模な屋根メンテナンスは、上記の3つの手段となります。もちろん、症状によっては上記のような大規模リフォームなどを必要としないメンテナンスも考えられます。どのような屋根メンテナンス手法があるのかを覚えておきましょう。

漆喰補修

瓦屋根には漆喰が施工されています。瓦自体は非常に耐久力が高いのですが、漆喰はそこまで高い耐久力が無く、約10年程度に1度の頻度で塗り替えが必要になります。漆喰の黒ずみ、ひび割れが見られたらメンテナンスタイミングと考えましょう。

屋根材の差し替え

台風などの影響で、屋根材の一部がズレたり、割れてしまうなどの不具合が考えられます。数枚程度の破損であれば、一部分の屋根材の入れ替えで修理可能です。

棟部分のメンテナンス

屋根の頂上部分が『棟』です。スレートや金属屋根には棟板金、瓦屋根には棟瓦が施工されます。この部分は屋根の中でも最も高所となるため、風の影響などを受けやすい位置となります。したがって、定期的に点検を行い、板金の浮き、棟瓦のズレなどがあれば修理する必要があります

まとめ

今回は、どのような住宅でも必要になる「屋根のメンテナンス」について、メンテナンスが必要と考えた方が良いタイミングや、実際のメンテナンス手法についてご紹介してきました。近年では、さまざまな屋根材が登場しており、屋根のメンテナンスタイミングやメンテナンス手法は、各住宅によって異なるため、自分で見極める目が必要になっています。

特に、日本というのは、台風や地震などの自然災害も多い国ですので、そういった災害の影響で目に見えにくい不具合が屋根に生じてしまうことも非常に多いのです。したがって、住宅を長持ちさせるためには…雨漏りさせないためには…ということを考えた場合、定期的に屋根の点検を行う必要があると考えておきましょう。もちろん、自分では劣化しているのか判断することができない…などと言う方も多いと思いますので、年に1・2回程度、専門業者に点検してもらう体制を作っておくのがオススメです。コストがかかるように思えるかもしれませんが、劣化に気付けずに放置してしまうと、突然大規模リフォームが必要になるなど、余計にお金がかかってしまう結果を招いてしまうものなのです。

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