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屋根に降り積もった雪に注意!雪下ろしによる事故が毎年多発しています!

今回は、冬場特有の屋根トラブルや、豪雪地帯で近年問題となっている屋根の雪下ろしに関する注意点をご紹介したいと思います。2020年に入り、早くも1カ月が経過しましたが、今年の冬は暖冬傾向にあり全国的に積雪量が非常に少ないというニュースをよく見ます。スマイルドクターがある大阪市内などで考えてみれば、この冬の初雪すらまだなのではないかというぐらい雪が少ないのですが、関西地方でも日本海側などとなるとそれなりの降雪量もあるのではないでしょうか?また、東北地方や北海道など、もともと豪雪地域などと呼ばれる地域では、例年よりは少ないにしても、しっかりと雪が降り積もっていると思います。
こういった雪の多い地方では、屋根に降り積もる雪が冬場特有の屋根トラブルや事故を引き起こすものとして注意しなければいけません。特に近年では、少子高齢化が進んでいることから、冬場の雪下ろしによる事故が増加していると言われています。しかし、危険だからと雪下ろしを怠ってしまうと、雪の重みで屋根材が破損してしまう…、降り積もった雪が落下する際に屋根材にズレが生じてしまう…など、住宅にさまざまな問題を引き起こしてしまう危険があるのです。
そこで今回は、屋根に降り積もった雪によって引き起こされる屋根トラブルの基礎知識や、慣れない人が雪下ろしする際に注意しておきたいポイントをご紹介します。

積雪はどんな住宅トラブルを引き起こす?


それではまず、屋根に降り積もる雪によって、住宅にどのような被害が出てしまう可能性があるのかをご紹介していきましょう。雪というものは、ゆらゆらと降ってくるもので、雨漏りなどの屋根トラブルを引き起こすものだとは思えない…と考えてしまう人も多いかもしれません。しかし、その考えは大きな間違いであり、毎年積雪による屋根トラブルや雨漏り被害というのは非常に多いのです。
特に、大阪市内など、豪雪地帯のような大量な雪が降り積もるわけでもない場所であれば、屋根に雪対策などが何も行われておらず、ちょっとの積雪で予想外の被害にまで発展してしまった…なんてことも珍しくないのです。以下に、屋根に雪が積もることによって考えられるトラブルをいくつかご紹介しておきましょう。

  • 屋根材がズレてしまう…
    これは、屋根に降り積もった雪が落下するときに起こりやすいトラブルです。屋根に一定以上の雪が降り積もった場合、雪の重みで自然と雪が滑り落ちてしまいます。この時には、屋根材の上をすべるように雪が通過していくため、屋根材を引っ張ってしまう…などの理由でズレが生じてしまうのです。注意が必要なのは、こういった雪の落下による屋根材のズレは、大きな音が鳴るわけではありませんので、住人が『屋根材がズレている…』ことに気付けないことです。したがって、雨漏りがして初めて屋根トラブルに気付く…なんてことが多いのです。
  • 屋根材や住宅自体が破損してしまう…
    雪は非常に軽いものだと思われがちですが、次々に降り積もる雪は次第に自重で固まっていき、非常に重くなってしまうのです。そのため、屋根に降り積もった雪を放置してしまうと、その重みで屋根材が割れてしまう…なんてことも多いです。最悪の場合、雪の重みに耐えられず住宅が倒壊してしまう…なんて事故も起こっているのです。
  • 雨樋が破損してしまう…
    屋根に降り積もる雪は、雨樋が破損してしまう大きな原因になります。屋根材がズレてしまうのと同じように、雪が落下する際に雨樋を引っ張ってしまい傾斜がズレる…支持金具が外れる…なんてことが多いです。他にも、雨樋に降り積もる雪の重みで雨樋が破損することも多いです。
  • 通行人が怪我をする…
    これは住宅トラブルではありませんが、非常に危険なので覚えておきましょう。屋根に降り積もった雪は、どのタイミングで落下するのかわかりません。例えば、下を誰か通っている時に、一気に雪が落下した場合、通行人に当たってしまい怪我をさせてしまう…生き埋めになってしまう…なんて事故も考えられるのです。

屋根の積雪は、少し考えただけでも上述のようなトラブルを引き起こす可能性があるのです。特に注意が必要なのは、雪の落下による屋根トラブルは、雨漏りなどの他の問題が発生するまで気づきにくいことです。つまり、気付いたときには大規模な修理が必要になっているなど、大きな問題にまで発展する可能性があると覚えておきましょう。

雪下ろしをするときの注意点は?

それでは、屋根に降り積もった雪を適切に処理するため、雪下ろしをする時の注意点をご紹介していきましょう。冒頭でご紹介したように、近年では雪下ろし中の事故が増加していると言われているのですが、これは、高齢者による事故や、1人作業による梯子の落下などが原因と言われています。豪雪地帯などであれば、毎年の恒例作業となりますので「自分は慣れているから大丈夫」などと考えてしまいがちです。しかし、こういった根拠のない自信は事故のもとになりますので、しっかりと準備をしたうえで作業を行いましょう。
雪下ろしを行う時の注意ポイントは以下のようなものです。

注意点① 気温や風量など、気候に注意して行う

まず大事なのは、「雪下ろしに適した日を選ぶ!」ということです。あまり雪下ろしの経験がない人であれば、天気が良く日差しがある日に行うのが作業に適していると考えそうなものですが、実はこういった天候はNGなのです。なぜかと言うと、天気が良く日差しがある場合には、雪の底面が溶けてしまい、非常に滑りやすい状況と考えられるからです。もちろん、吹雪いていてまともな視界が無い…強風が吹いている日などはもっての外なのですが、雪下ろしをするときには、気温が0℃以下で風が少ない日を選びましょう。

注意点② 1人で作業しない

上述したように、雪下ろし中の事故は1人で作業を行っている場合に多いです。一人で作業を行う場合、万一のことがあっても助けを呼ぶことができませんので、作業を行う場合には必ず二人以上の複数人で行うようにしましょう。やむを得ず1人作業になる場合でも、近隣の方に今から作業を行うということを伝えてから行いましょう。

注意点③ 屋根形状や屋根材の特徴を知っておく

一口に屋根と言っても、使用されている屋根材の素材はそれぞれ異なりますし、屋根の形状もさまざまです。したがって、作業を行う屋根の特徴をきちんと学んでおくことも重要です。例えば、金属屋根が採用されている場合、雪が非常に滑りやすい、急こう配も同様に雪が滑りやすいなど、その屋根の危険性を自分で把握しておく必要があるのです。どのような危険があるか分かれば、命綱使う、雪下ろし方法を工夫するなどの対策が立てられるはずです。

注意点④ 通行人にも注意

雪下ろしをする際には、屋根の上で雪下ろしをしていることが通行人に分かるようにしておきましょう。何の注意書きもしていなければ、屋根の下を通行してしまう人が出てしまいます。そのような場合に、作業に夢中になっていれば、下に人がいるのも気付かず雪を落としてしまい、事故に発展してしまう危険があります。

まとめ

今回は、屋根に雪が降り積もることで引き起こされる屋根トラブルや、自分で屋根の雪下ろしをする際の注意点についてご紹介しました。本稿でご紹介したように、少子高齢化の影響などもあり、雪下ろしによる事故の増加や、雪下ろしができないことによる住宅トラブルが地方では問題となっています。大阪市内などに住んでいる方であれば、そこまで大量の雪が降るなんてことも少ないので、雪下ろしの経験すらない…なんて人も多いことでしょう。
しかし、今後、雪下ろしが必要になる地域に引っ越す可能性もあるのですから、現状は問題ない人でも、雪による住宅トラブルにはどういった物があるのかは知っておいて損はないと思います。また、冬場は雨が少ない時期となりますので、雨漏りしない時期だ…と考えている人が多いのですが、全くそのようなことはなく、冬場でも雨漏りの可能性はあると覚えておきましょう。特に、冬場は雪による雪害や、寒さによる凍害など、屋根に表面化するトラブルに気付きにくいという特徴があるため、冬の終わりごろに屋根の点検をしておくことがオススメです。知らない間に雨漏りの原因となる破損が発生している可能性もあるのです。

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