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熱中症の危険は意外に『家の中』にある!住居内熱中症対策には屋根の遮熱塗装が効果的!?

2020年に発見された新型コロナウイルスは、私たちの社会生活を一変させたといっても過言ではありません。例えば、日本国内ではなかなか浸透してこなかったテレワークやリモート学習と言ったものは、コロナ問題以降は当たり前と認識されるようになったり、人との接触を減らす、飲食店の時短営業の長期化などにより、外食をする習慣がなくなってきたと言われています。このような状況から、人々の在宅時間はどんどん長くなってきているのですが、実は巣ごもりによる健康被害問題も指摘されるようになっています。

例えば、新型コロナウイルス感染症が注目され始めた2020年の夏場に関しては、なんと熱中症に搬送が例年の約1.5倍になっていたという報道があり、さらに”家の中”にいたのに熱中症になってしまったという方が急増したとされているのです。一般的に、熱中症と言うものは、外出中、非常に高い気温と強い日差しによって引き起こされるものと考えてしまうものですが、実は昔から家の中でも熱中症を発症してしまうという方は一定数いたのです。これが、コロナ問題により在宅する方が増えてきたことから、家の中で熱中症を発症してしまう人の割合が急増したのだと思います。

そして2022年現在についても、ある程度コロナウィルスへの対処法が見えてきたとはいえ、まだまだ安心できる状況とは言えないのが実情です。そのため、テレワークの形態を続ける企業も意外に多く、今年の夏も宅内熱中症には注意が必要だと考えなければいけません。特に、さまざまな世界情勢によって、電気代などが急激に高騰していますので、この夏はエアコンの稼働を控えてしまう…と言う方が増えると予想されています。

そこでこの記事では、コロナ問題、電気代高騰問題がある中で、自分の身を守るために知っておきたい屋根塗装の実力をご紹介していきます。

熱中症は家の中でも起きている!

冒頭でご紹介したように、熱中症と言うものは、真夏の日差しや非常に高い気温の中、スポーツなどをしていると水分などが不足してしまい起きてしまう…と考えている方が多いのではないでしょうか?また、日本の夏は年々猛暑化が進んでいると言われていますし、アスファルト舗装が広がった現代では、照り返しの影響などもあることから、街中を歩いている時に熱中症になってしまう…という印象を持ってしまう方も多いかもしれません。どちらにせよ、多くの方が持っているイメージとしては、「熱中症=屋外で発症する」と言った感じなのではないでしょうか?

しかし実はそのようなことはなく、エアコンなどの空調設備が整っているはずの家の中でも熱中症は多く発生しているのです。以下のグラフは、総務省が公表した「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況」に掲載されていた熱中症の発生場所のデータです。

引用:総務省「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況

これからも分かるように、熱中症による救急搬送については、その40%以上を住居が占めており、家の中にいるからと言っても決して安全とは言えないような状況なのです。なお、家の中のどの部屋で熱中症が多いのかについては、寝室がもっとも多く、その次が居間・食堂、脱衣所と続くそうです。寝室や居間については、住人が最も長く過ごす部屋になるので、その分熱中症になってしまう割合が高くなってしまうのでしょう。

宅内熱中症を防ぐには遮熱塗料による屋根塗装がオススメ

ここまでの説明で分かるように、直射日光などが当たらない家の中にいたとしても、熱中症の危険性が十分にあると考えなければならないのです。当然、家の中にいる時に、快適に過ごせるようにエアコンなどを稼働させていれば、熱中症などの危険は一気に低くなります。しかし、コロナ禍で在宅時間が長くなった近年、光熱費削減を考えて「暑い…」と感じながらもエアコンを我慢するというケースが増えており、結果的に熱中症を発症してしまう方が多くなっているのです。また、コロナ禍では、家の中でもマスクを着用している方が多く、のどが渇きにくくなるということから、知らないうちに水分不足に陥ってしまっているというのも大きな要因なのだそうです。

そして、ここ最近、テレビのニュースなどでもよく見かけると思うのですが、コロナウイルスによるパンデミックやウクライナ情勢など、さまざまな問題が立ち上がっていることから、化石燃料の価格が急激に高騰しています。そして、そのあおりを受ける形で電気代やガス代が急激に高くなっており、夏場のエアコン利用を控えなければ…と考えている方も多くなっていると思います。

このような情勢下で、エアコンの光熱費と熱中症の危険度の板挟みになっている方が増えていると思うのですが、そういった方にお勧めなのが、遮熱塗料による屋根塗装です。ここでは、屋根塗装に遮熱塗料を採用するメリットと注意点をまとめてご紹介しておきます。

遮熱塗料のメリット

遮熱塗料とは、太陽光を反射する効果を持つ塗料のことを指しています。通常の塗料であれば、夏の強い日差しにより屋根の表面温度が非常に高くなってしまいます。そして、熱せられた屋根から、室内に熱が伝わることで、エアコンを稼働させていても室温を高くしてしまう訳です。これでは、空調効率が悪くなってしまいますので、余計な光熱費がかかりますし、室温が高くなることで熱中症の危険も高くなります。遮熱塗料を使って屋根を塗装しておけば、太陽光を反射することができるようになるので、屋根の表面温度がそこまで高くならず、室内に侵入する熱が少なくなるのです。こういったことで、夏場の暑さ対策や熱中症対策として有効だとされているのです。

以下に遮熱塗料の代表的なメリットをまとめておきましょう。

  • ・室温の上昇を抑える
    屋根塗装に遮熱塗料を採用する最大のメリットは、「室温の上昇を抑える」と言うものです。上述したように、遮熱塗料を屋根や外壁に採用すれば、塗膜が太陽光を反射するようになります。その結果、屋根材や外壁材に熱がこもらなくなりますので、室内に伝わる熱が少なくなるわけです。遮熱塗料メーカーや環境省が行った実験データによると、通常の塗料を採用した場合と比較して、屋根の表面温度が約10℃前後低下、室温は平均で2~3℃低下したとされています。
  • ・夏場の光熱費削減につながる
    遮熱塗料の二つ目のメリットは、夏場の空調効率が良くなることで光熱費が削減できるというものです。実は、年々猛暑化する日本では、一般家庭が真夏の日中に消費する電力の内、約6割をエアコンが占めていると言われています。遮熱塗料を採用すれば、外から侵入する熱を防ぎ、室温が上昇するのを防ぐことができますので、エアコンの使用量を10~20%程度削減できるとされています。つまり、この削減効果で夏場の光熱費を安くできるわけです。なお、エアコンによる消費電力が削減できれば、その分CO2も削減できるので、こういった高機能性塗料を国も推進しています。
  • ・建材の消耗を抑える
    外壁材や屋根材は、風雨などの影響だけでなく、太陽光による熱の作用を受けることで劣化が進むと言われています。要は、外壁や屋根が暖められすぎると、その分、熱損傷による消耗が激しくなって耐用年数が短くなるという意味です。上述したように、遮熱塗料は、塗膜で太陽光を反射するので、外壁材や屋根材が必要以上に熱せられるのを防ぎ、熱損傷の影響が少なくなります。つまり、通常の塗料と比較すると、建材が長持ちする可能性があるということです。
  • ・助成金・補助金などが利用できる
    上述したように、遮熱塗料は夏場の消費電力を削減することで、CO2の排出量も低減させてくれます。現在、世界中でCO2削減が急務と言われており、日本でも、環境問題への取り組みには手厚い補助金・助成金制度が設けられています。したがって、遮熱塗料を採用した塗装工事などであれば、自治体や国の補助を受けられる可能性が高い点もメリットです。

このように、遮熱塗料は通常の塗料にはないさまざまなメリットをもたらせてくれます。そして、「室温の上昇を防ぐ」ことで家の中で起こる熱中症の危険を低減させてくれます。また、エアコンなどの空調効率が良くなることから、熱中症の危険度が高い時間帯に気兼ねなくエアコンを利用できるようになるため、熱中症の危険性を下げてくれるはずです。

遮熱塗料のデメリット

それでは最後に、遮熱塗料のデメリット面についてもいくつかご紹介しておきましょう。どのような材料にも、優れたメリットがある半面、注意すべきデメリットが存在しますので、以下の点はきちんと押さえておきましょう。

  • ・通常の塗料と比較すると高額
    一つ目のデメリットは、一般的なシリコン塗料と比較すると、材料コストが高くなる分、施工費が高額になりがちというものです。特に注意してほしいのは、遮熱塗料のような機能性塗料は、悪質な訪問販売業者が良く利用している点です。通常の塗料よりもメリットが多いので、高い見積りを出しても疑われないというのがその理由でしょう。遮熱塗料に関しては、登場したばかりのころはかなり高額な塗料だったのですが、現在ではその価格もかなり落ち着いてきています。一般的に、汎用塗料と比較して、総額100万円の施工費用に対して、およそ2万円程度高くなるぐらいと考えておきましょう。どちらにせよ、高くなるのは間違いないので、明確なデメリットです。
  • ・塗料の耐用年数は通常の塗料とあまり変わらない
    近年、さまざまな高機能性塗料が登場しており、塗料そのものの価格が高い分、耐用年数が長いというものが多くなっています。そのため、遮熱塗料も汎用塗料よりは耐久力が高いと考えている方が多いのですが、実はこの塗料に関しては、価格の割に耐久力が高くなるということはありません。建材については、熱の影響を削減し長持ちさせることができるのですが、塗料そのものの耐用年数は通常と同じぐらいな点はデメリットと言えるでしょう。
  • ・遮熱効果も経年劣化する
    これはデメリットとまでは言えないのですが、多くの方が「塗料の耐用年数まで、遮熱効果を維持し続ける」と考えてしまっています。当然そのようなことはなく、年数を経るごとに徐々に遮熱効果も落ちて行ってしまうと考えましょう。
  • ・断熱ではない
    遮熱塗料によくある勘違いとして、冬場の空調効率も良くしてくれるというものがあります。しかし、遮熱塗料は「太陽光を反射して必要以上に熱を持たなくする」と言うものですので、冬場の空調効率には何の役にも立ちません。冬場の寒さ対策に関しては、断熱が重要で、遮熱はあくまでも夏場の暑さ対策のみができると考えてください。この辺りは、遮熱塗料と断熱塗料を混同して考えているのが原因だと思います。夏場も冬場も、塗装により外気温の影響を少なくしたい場合は、断熱塗料がオススメです。

このように、遮熱塗料にも、さまざまなでメリットが存在する点は忘れないようにしましょう。

まとめ

今回は、夏場の宅内熱中症対策として非常に効果的と考えられる遮熱塗料についてご紹介してきました。日本の夏は、年々猛暑化が進んでいると言われているので、熱中症には十分な注意が必要です。特に、家の中にいれば熱中症にならないという間違った認識を持っている方も多いのですが、この記事でご紹介したように、毎年非常に多くの方が家の中で熱中症を発症しています。

これからどんどん気温が上がっていきますが、世界情勢が不安定な中、電気代の高騰はさらに進むと言われています。したがって、これから迎える夏に向けて、光熱費削減にも効果的だと言われる屋根や外壁の遮熱塗装を検討してみてはいかがでしょうか?

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