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今回は、日本国内の新築業界で、ガルバリウム鋼板屋根と並んでトップクラスのシェアを誇っているスレート屋根の特徴を解説していきたいと思います。
近年では、「屋根は軽ければ軽いほど良い!」という認識が広がっていることもあり、新築・屋根リフォーム共にガルバリウム鋼板製の金属屋根のシェアがどんどん高くなっています。リフォーム業界に関しては、スレート屋根のカバー工事を行う時には、必然的に金属屋根になるという特徴があるので金属屋根のシェアが高くなるのは当然のことです。これが、ここ5、6年で新築業界でも金属屋根のシェアがどんどん伸びていると言われています。ただ、その他の屋根材が全く採用されないと言うわけではなく、比較的軽量で、施工性が良く、安価だという特徴があるスレート屋根に関しては、金属屋根に匹敵するぐらいの人気を誇っています。
そのため、これから新築一戸建ての購入をご検討中の方であれば、「スレートと金属屋根ならどっち?」と言うことに悩んでしまうと思いますので、この記事ではスレート屋根の特徴を解説しておきます!
それではまず、新築業界で採用されることが多い『スレート屋根』について、これがどのような屋根なのかについて解説していきましょう。スレート屋根は、セメントと繊維が主原料で、薄い板状に加工された屋根材となります。一般的な1枚当たりのスレート材はタタミ0.5畳ほどの大きさで、これを屋根に敷き詰めて接着剤や釘で固定するといった屋根になります。古くは、瓦屋根が日本建築では主流だったのですが、これが徐々にスレート屋根に切り替わっていき、現在では、日本国内で最も普及している屋根材だと言われています。それゆえ、屋根に何らかの不具合が生じた場合でも、修理やリフォームなどに対応できる業者は非常に多いです。
なお、スレート屋根に関しては、業者によって呼び方が異なるという一面があり「カラーベスト」「コロニアル」と呼ばれる場合、これはどれもスレート屋根だと判断してください。一昔前、全国的に採用されていたスレート材の商品名が「カラーベスト」や「コロニアル」だったことから、この名称が一般名称として定着し、スレート屋根を指して「カラーベスト」「コロニアル」と言う職人が多いのです。
一般の方であれば「自宅の屋根にどの屋根材が採用されているのか?」きちんと把握している方は少ないかもしれませんね。自宅の屋根にスレート材が採用されているかどうかを判断するには、「平らな板が張り合わされた屋根でないか?」「金属製の屋根材ではないか?」を確認して下さい。平らな板状の屋根材で金属でない場合は、スレート屋根と考えて良いと思いますよ。
それでは次に、スレート屋根が他の屋根材と比較した場合、どこが優れていて、逆にどこがデメリットとなるのかについても考えていきましょう。日本国内で、住宅に採用される屋根材となると、スレート屋根、金属屋根、瓦屋根の3つが主流だと考えても良いでしょう。厳密に言えば、最も細かく分類できるのですが、ここではわかりやすく、これらと比較した場合のスレート屋根のメリット・デメリットを解説しておきます。
まずはスレート屋根のメリット面からです。現在でも、新築業界ではトップクラスのシェアを誇る屋根材ですので、分かりやすいメリットがいくつか存在します。以下で代表的なメリットをご紹介しておきます。
それでは、スレート屋根のデメリット面についても見ていきましょう。どの屋根材でも同じですが、「何の欠点もない完璧な建材」などと言うものはないと考えてください。スレート屋根のデメリットは、以下のようなポイントになります。
今回は、日本国内の戸建て住宅で、最も普及していると言われているスレート屋根がどのような特徴を持っているのかについて解説してきました。スレート屋根は、数十年前で考えれば、新築の80%以上の家で採用されていた時代があるなど、圧倒的なシェアを誇っている時代がありました。そのため、スレート屋根を取り扱うことができる屋根業者が全国的に多いことから、施工にかかる費用などが安価に済むわけです。もちろん、屋根材自身も非常に安価な素材ですので、建売の新築になると、かなりの割合でスレート屋根が採用されていると考えておきましょう。
この記事では、デメリット面についても解説していますが、どの屋根材を採用したとしてもある程度のデメリットはあるものと考えなければいけません。したがって、スレート屋根を採用したからと、一方的に後悔するようなことはないと思いますので、安心しましょう。
これから憧れのマイホームを手に入れようと考えている方で、「屋根のデザイン性にこだわりたい」「できるだけ導入コストを抑えたい」と考えている方は、スレート屋根がオススメですよ。