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同じ雨漏りでも原因はさまざま!よくある雨漏り原因をご紹介します。

住宅のトラブルとして最も多いと言われているのが雨漏りトラブルなのですが、皆さんは、この雨漏りについて何が原因で発生しているのかはご存知でしょうか?

ほとんどの方は「屋根に穴が開いたのかな?」など、明確な雨漏り原因がわからず、とにかく雨漏りを止めてくださいと業者に連絡して対処することになると思います。ちなみに、雨漏り原因の特定については、専門業者の熟練の職人でも非常に難しく、雨漏り箇所が複数ある時には、一度の工事で雨漏りが止まらないなんてことも珍しくありません。
そしてこのような状況については、雨漏りを見つけた時の状況を住人さんが正確に伝えることができていないのも理由の一つなのです。と言うのも、住宅で発生する雨漏りと言うのは、さまざまな原因が考えられ、屋根の問題ではないことも非常に多いのです。例えば、天井のクロスにシミが…なんて場合でも、屋根の問題ではなく、外壁の亀裂が原因になっているなんてケースもあり、修理に入る前の原因特定が非常に重要になるわけです。この原因の特定をせずに工事をしてしまうと、見当違いな工事になってしまい、何度雨漏り修理をしても雨漏りが止まらない…なんてことになるケースも珍しくありません。

そこでこの記事では、住宅で発生する雨漏りについて、よくある雨漏り原因とその修理にかかる費用相場をまとめてご紹介していきます。症状などもご紹介しますので、それを頭に入れておけば、業者に連絡する時に何を説明すれば良いのかもわかっていただけると思いますよ!

よくある雨漏り原因と修理コストについて

それでは、住宅で発生する雨漏りについて、よくある雨漏り原因箇所をご紹介していきましょう。ここでは、その原因の雨漏りを止めるための修理費用相場も合わせてご紹介しておきます。

屋根板金の劣化

まずは、屋根に施工されている板金の劣化が原因となるものです。「屋根に板金?」と疑問に感じる方が多いかもしれませんが、実は、屋根には棟板金、谷板金、破風板などと呼ばれる板金が施工されています。そして、こういった板金は、折り目部分が劣化で穴があいてしまったり、固定が緩んで隙間が生じてしまうことで、雨水の侵入口になってしまうケースがあるのです。

特に、棟板金は屋根の頂上部分となるので、風の影響を非常に受けやすく、強風を伴う雨が降った場合、隙間から大量の雨水が侵入してしまう…と言うケースが考えられます。谷板金については、近年サビにも強いガルバリウム鋼板が採用されているのですが、築年数が経過した家ではまだ銅板が採用されているケースがあり、穴あきで雨漏り原因になってしまうということが考えられます。

屋根板金の劣化による雨漏りに関しては、二階部分の天井に雨シミが生じたり、二階の特定の部屋だけ湿気が高くなる、大雨の日には二階部分の天井から水が落ちてくるといった症状が出ます。このような症状がある場合、直ぐに専門業者に連絡し修理してもらうようにしましょう。屋根板金の修理に関しては、どの部分を修理するのかによっても変わるのですが、費用は15万円前後かかると想定しておきましょう。

屋根材の割れ、欠け、ズレ

次も屋根の問題です。屋根と言っても、住宅によって採用されている屋根材が異なりますよね。そして、スレートや瓦屋根の場合は、その屋根材の破損が原因となり、雨漏りしてしまうというケースが考えられるのです。例えば、台風などの強風があった際に、飛来物が屋根に衝突しひび割れができてしまう…、また屋根材がズレてしまっていたことにより飛ばされてしまう…なんてことがあります。このようなときには、屋根内に雨水が侵入してしまうことになります。なお、屋根材の下には防水シートなどが施工されて二次防水の役割を担っているのですが、あまりに大量の雨水が入り込むと屋根下地から天井裏に水が染み込んでしまうパターンで雨漏りしてしまうこともあります。

この雨漏り原因の場合でも、基本的に2階の天井部分にさまざまな症状が現れます。修理に関しては、部分的な屋根材の差し替えや、ズレの補正などが行われます。この場合、被害規模にもよりますが、1.5~5万円程度で修理ができる場合もあります。ただし、防水シートの劣化なども見られる、築年数が経過しているなんて場合には、屋根リフォームをした方が早い場合もあります。

窓サッシなどの劣化

意外に多い雨漏り原因で、家の窓・ドア・換気扇などのサッシと外壁の隙間を埋めているコーキングの劣化と言うものがあります。コーキングは、ゴムのような素材なのですが、経年劣化で徐々に硬化・収縮していってしまい、隙間ができてしまうようになるのです。この状態になると、家の壁に雨水の侵入口ができているのと同じなので、横殴りの雨が降った時には、雨漏りが生じてしまいます。

なお、住宅のサッシ周りは、雨水が当たりやすい、水が貯まりやすい場所ですので、非常に劣化が起きやすい場所です。この部分からの雨漏りは、雨が降ると、室内側の窓周辺に水たまりができるなどの症状が出ます。
雨漏り修理としては、劣化したコーキングを除去し、新しいコーキングを充填するという対策になります。コーキング材やコーキングガンはホームセンターなどで販売されているので、DIYで行うことも不可能ではありません。ただし、サッシ周りのコーキングが雨漏り原因になっているということは、住宅周り全般のコーキングが劣化している可能性も否定できません。したがって、専門業者に点検してもらい、必要であれば全面的なコーキングの打ち直しを依頼しましょう。部分的なコーキングの打ち替えであれば、2、3万円を想定しておけば良いのですが、全面改修だと数十万円単位の費用がかかります。

天窓の劣化

採光のための住宅設備として屋根部分に窓を取り付けている住宅も多いですよね。天窓やトップライトなどと呼ばれる住宅設備ですが、実は雨漏り原因になってしまうことが非常に多いので、その点は注意しておきましょう。そもそも、天窓は屋根に穴をあけて窓を設置するわけですから、天窓が無い家よりは確実に雨漏りリスクが高くなります。さらに、雨水が侵入してしまう理由もたくさん存在しているので、正直屋根の専門業者としてはない方が安心と言える設備です。天窓からの雨水の侵入は、ガラスパッキンの劣化や屋根面との接合部のコーキング劣化などが考えられます。

天窓からの雨漏りは、天窓部分から水がしたたり落ちるといった症状が出るので、非常にわかりやすいです。修理に関しては、パッキンやコーキングの補修として5万円~が相場となるでしょう。なお、採光などの必要性を感じないのであれば、思い切って天窓を潰してしまう方が、その後のリスクはなくなると思います。

※天窓の雨漏りに関しては、結露水が天井から落ちてきてそれを雨漏りと勘違いしてしまうパターンが非常に多いので注意しましょう。

まとめ

今回は、住宅で発生する雨漏りトラブルについて、何が原因で雨漏りが発生してしまうのかという原因について簡単にご紹介してきました。

この記事では、雨漏り修理に行った際、特に多い雨漏り原因をいくつかご紹介していますが、正直な話、雨漏り原因についてはここで紹介した以外にもたくさんの原因が存在しています。さらに雨漏りの恐ろしいところは、その原因が一つなのではなく、複数の雨漏り原因が同時に発生してしまっているなんてことも珍しくない点です。こういった場合には、業者に修理してもらったのに雨漏りが再発してしまう…なんてことが考えられますので、雨漏り修理は一度の施工で100%修理できない可能性もあると考えておきましょう。

なお、雨漏りに関しては、天井から水が…天井にシミが…など、目に見える症状が出ていない場合でも発生していることが考えられます。例えば、特定の部屋だけ湿気が高い、カビが発生するなんて場合、雨漏りの可能性があるので、業者に連絡して調査してもらうのがオススメですよ。

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