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雨樋の定期的なお掃除は行っていますか?放置してしまうと大問題に発展してしまうかも!

戸建て住宅に住んでいる方は、定期的に雨樋のお掃除を行ってあげることが非常に重要です。ほとんどの戸建住宅には、雨樋が取り付けられているのですが、この設備が何のために取り付けられているのかをイマイチ理解しておらず、問題が生じてしまうまで放置してしまっているというケースが非常に多いように思えます。

雨樋というものは、屋根に落ちた雨水を適切に建物外に排水するために取り付けられているもので、逆に言えば、この設備が無ければ雨水が外壁を伝って地面に流れていくことになったり、屋根から地面に直接落ちてしまうことになるなど、さまざまな問題を引き起こす原因になってしまうのです。

今年も12月に入り「そろそろ大掃除の季節だな」と考え始めた人もいると思うのですが、大掃除の前に雨樋に溜まった落ち葉などを綺麗にお掃除するのが先だと考えましょう。この記事では、雨樋の掃除を放置してしまった場合のデメリットや、どうやって掃除すれば良いのかについて解説していきます。

雨樋の掃除を放置してしまった場合

雨樋に多少ゴミや落ち葉が溜まったとしても、水は流れていくでしょ…と考えて、定期的な掃除など何も行わないという方が非常に多くなっています。近年は、3階建て住宅が増えていて、住人が自ら掃除することが難しくなっているというのも大きな要因でもあるのですが、雨樋上に落ちたゴミを放置してしまうと、さまざまな問題が生じてしまうと考えてください。代表的な問題は以下のような物です。

近隣トラブルの原因になる

まず一つ目の問題は、雨樋が詰まってしまい、排水不良を起こすことで、近隣トラブルの原因となってしまう…という点です。

雨樋が正常に流れなくなってしまうと、屋根に落ちた水が、上から溢れてしまうことになります。そしてその時に、お隣の住宅の壁などに水がかかり、外壁を傷めてしまう…という問題が生じるのです。他にも、雨樋から直接地面に水が落ちてしまい、バシャバシャと大きな音が生じて、騒音問題に発展してしまうなんてことも考えられます。

このような問題は、雨樋が正常に流れる状態であれば防げる問題ですので、余計なトラブルを自ら引き寄せているのと一緒です。

自分の家も傷んでしまう

雨樋が排水不良を起こしてしまうと、お隣に迷惑をかけるだけでなく、自宅の外壁などにも水がかかることになるので、家が早く傷んでしまう…という問題があります。

また、長時間湿気がこもることになりますし、外壁にカビが生えてしまい、景観を壊してしまうこともあるでしょう。さらに、雨樋上ではねた水が、屋根の隙間から建物内に侵入してしまい、内部の木材を腐食させたり、雨漏りが生じたりするなど、さまざまな問題を引き起こしてしまう恐れがあります。

雨樋は、普段あまり目に入らない部位ですし、住宅にとってそこまで重要な役割がある部材に見えないと考えてしまう方が多いです。しかし、建物に落ちた雨水を適切に排水するというのは、住宅を長持ちさせるためには非常に重要な役割だと考えましょう。

シロアリの繁殖を招く

雨樋の清掃不足は、最悪の場合、シロアリの繁殖を招いてしまう…なんてことまで考えられます。雨樋の清掃とシロアリの関連性が分からない…という方が多いかもしれませんが、シロアリは水を含んだ木材が大好物で、適切な排水が出来ずに、建物内部に水が侵入してしまうようになることで、シロアリの繁殖に適した状態になってしまうのです。

さらに、排水不良で、長時間水が留まってしまうことで、高湿状態も続いてしまう…という点も、シロアリの繁殖には最適です。つまり、雨樋の清掃不足は、住宅の寿命までを縮めてしまう非常に重大な問題と考えてください。

雨樋の詰りの原因は?

雨樋の詰りを引き起こしてしまう要因はさまざまなことが考えられます。ここでは、代表的な要因をいくつかご紹介しておきます。

風に飛ばされてきたゴミや落ち葉など自然要因

まずは、自然現象が原因となるものです。例えば、目の前が公園で、雨樋よりも高い木がある、山に面して家が建っているといった場合、季節的な落ち葉などが屋根上に落ちて、それが雨樋に溜まってしまい水をせき止めてしまう…なんてことが考えられます。

他にも、風が強い日には、ビニール袋などが飛ばされてきてしまい、それが雨樋上に落ちて、竪樋の穴を塞いでしまう…なんてことも考えられます。こういった自然要因は、四季のある日本では避けられない問題ですので、定期的な雨樋の清掃が必要な訳です。

ボールなど人的要因

次は、家の前で子供がボール遊びやバトミントンをしていて、誤って雨樋の上にボールやバトミントンの羽根が落ちてしまう…と言った原因です。

もちろん、わざと屋根の上を狙うわけではないのでしょうが、誤って屋根の上に落ちてしまい、それを放置してしまうと、雨樋の集水器の部分で水をせき止めてしまう…なんてことが考えられます。特に、バトミントンの羽根は、雨樋を詰まらせやすい形状をしていますので、誤って屋根の上に落ちた場合、必ず取り除くようにしてください。

鳥など動物的要因

あまり多くないのですが、時には、雨樋の上にカラスや燕が巣を作ってしまい、水をせき止めてしまう…なんてことがあります。

鳥の中には、狭い場所を好んで巣をつくる種類がいて、そのタイプには雨樋が非常に適した条件なのだそうです。なお、雨樋の上に鳥の巣を見つけた場合、自分で駆除するのではなく、役所や専門家に相談するのがオススメです。

雨樋のメンテナンスとは

それでは最後に、皆さんがおさえておきたい雨樋のメンテナンスについてご紹介しておきます。ここまでの説明で、雨樋というものは、常に適切な排水ができるように、定期的に清掃しておかなければならないということが分かっていただけましたね。

こういった雨樋のメンテナンスに関しては、専門業者に依頼するのが最もオススメなのですが、以下の条件が整うのであれば、自分で掃除などを行うことは難しくないでしょう。

  • ・二階建ての戸建て
  • ・道具が揃っている
  • ・二人以上の人員を確保できる

最近では、大阪や東京などの大都市圏では、3階建ての住宅が増えています。もし現在のお住まいが3階建てであれば、自分でメンテナンスしようと考えるのではなく、専門業者に依頼するのがオススメです。

2階建ての場合は、雨樋に届くような梯子などを用意できる場合、2人以上の人員を用意出来ればそこまで難しい物ではありません。極端に言えば、雨樋の上のゴミをほうきやトングで取り除けば良いだけですので、梯子からの落下に十分注意して、作業を進めるようにしましょう。

3階建ての場合

3階建て住宅の場合は、自分たちで行うのではなく、専門業者に依頼するようにしましょう。雨樋の清掃のみであれば、1.5~3万円程度で行ってくれるような業者もあると思います。

なお、せっかく専門業者を呼ぶのであれば、雨樋の傾斜のズレが無いか、軒樋が外れている箇所が無いかなど、しっかりと確認してもらうのがオススメです。上述したように、雨樋は、建物に降り注いだ水を適切に排水するという非常に重要な役割がありますので、年に1回など、定期的に専門業者に点検してもらうような体制を整えましょう。

まとめ

今回は、戸建て住宅に住んでいる方であれば、絶対に頭に入れておきたい雨樋のメンテナンスについてご紹介してきました。雨樋は、一見あっても無くても良いような、単なる装飾品のように考えている方がいるのですが、そうではなく住宅の適切な排水を担う非常に重要な部位です。そして雨樋が詰まってしまう…という状態は、雨漏りやシロアリの繁殖、ご近所トラブルなど、さまざまな問題を引き起こしてしまう恐れがある重要事態だと考えてください。

大阪市内などであれば、3階建て住宅が増えており、今まで以上に雨樋のメンテナンスが難しくなっているような状況です。雨樋の掃除程度で業者を呼びたくない…お金がもったいない…なんて声をよく耳にしますが、その結果が家の寿命を縮めてしまうリスクを招いていると考えてください。

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