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屋根工事にもさまざまな種類がある!代表的な屋根工事の役割をご紹介!

近年では、マンション暮らしを選択する方も増えていますが、それでも人生の目標として『新築戸建て住宅の購入』を掲げている方は多いです。分譲マンションなども、住宅ローンを組んで購入することになるのですが、毎月のローンの支払い以外にも、修繕積立費や管理費などがかかりますので、こういった支払いが嫌だ…と考えてしまう方が多いのです。戸建て住宅の場合は、住宅の管理は自己責任になるのですが、毎月の支払いは住宅ローンだけで済みます。そのため、戸建てを購入したほうがお得だと考えてしまっているののかもしれませんね。

しかし、この考えは少し甘いですよ。確かに、戸建て住宅の場合は、管理費や修繕積立費のように、毎月決まったお金を支払うということはないのですが、家を維持するためには、自分で修繕費を積み立てておく必要はあると考えておきましょう。というのも、戸建て住宅は、外壁や屋根のメンテナンスの必要性を自分で見極めないといけませんし、定期的なメンテナンスは絶対にしなければいけないからです。

そこでこの記事では、戸建て住宅を購入した方が頭に入れて起きたい、屋根のメンテナンスの種類とその目的を簡単にご紹介していきます。

屋根工事の種類と役割について

それでは、代表的な屋根の工事についてご紹介していきます。なお、屋根の工事については、採用している屋根材によって必要な工事が変わってくる場合もあります。代表的なものは、以下の8種類ですので頭に入れておきましょう。

  • ・屋根葺き替え工事・・・屋根材の全交換を行う工事です。下地の補修から行えます
  • ・屋根葺き直し工事・・・瓦屋根において、防水シートなど下地材のみを補修する工事です
  • ・カバー工事(重ね葺き)・・・スレート屋根などで採用され、既存屋根の上に新たな屋根材を葺いていく工事
  • ・屋根塗装工事・・・スレートや金属屋根において、屋根機能や美観を回復させる工事となります
  • ・屋根材の修繕工事・・・部分的な破損を回復させる工事となります
  • ・棟板金の交換・・・頂上の金属と土台木材の交換
  • ・漆喰の塗り替え・・・瓦屋根における漆喰の塗り替えを行う工事です。
  • ・雨樋修理・交換・・・雨どいの清掃・塗装・修理などです。

このように、屋根工事と言っても、さまざまな手法が存在しており、必要になるタイミングも違いますし、かかるコストやその目的も異なるのです。以下で、それぞれの工事について、大まかな相場と工事の目的をご紹介します。

葺き替え工事・・・100~200万円

まずは屋根の葺き替え工事です。屋根の工事の中でも最も大掛かりな工事で、どのような屋根材を採用していたとしても、いずれ必ず行わなければいけないものとなります。

時々耳にするのは、瓦に関しては、木造住宅の寿命よりも長持ちする屋根材となるので、瓦屋根に関しては葺き替え工事が必要ないという意見です。しかし、瓦屋根には瓦以外にもさまざまな副材が採用されており、それらは瓦ほどの耐久力が無いことから、葺き替え工事が必要になります。

葺き替え工事というものは、屋根材の寿命が近づいてきた時に、屋根機能を万全にするため、新たな屋根材に交換して家を守るのが目的になります。なお、葺き替え工事は屋根の下地材から全て交換することが可能ですので、屋根のみは新築のような状態にまで戻すことが可能です。そのため、適切なタイミングで葺き替え工事を行えば、建物の寿命自体を長持ちさせることができます。

葺き直し工事・・・70~100万円

葺き直し工事は、瓦屋根だけで可能な工事となります。この工事は、既存の瓦を一度撤去して、屋根下地の「防水シート(ルーフィング)」「下地木材(野地板)」を交換し、元の瓦を葺きなおすという工事になります。上述したように、瓦は非常に高い耐久力が特徴で、中には100年以上現役で利用されているようなものもあります。しかし、防水シートなどは約20年程度が寿命と言われており、穴が開いてしまうなどの破損が生じた場合、瓦に何の問題が無くても雨漏りしてしまうのです。つまり、葺き直しは、こういった下地材の劣化による雨漏りを防ぐ目的に行う工事と考えて下さい。

したがって、瓦屋根の場合は、築20~30年目あたりに一度葺き直しをするという選択をすることができます、なお、近年人気のスレートやガルバリウム鋼板屋根は、一度使った屋根材を再利用することはできませんので、葺き直し工事は不可能です。

カバー工法(重ね葺き)・・・80~130万円

カバー工法は、既存屋根の上から新たな屋根を葺いていくという手法です。屋根が二重状態になりますので、重ね葺き工法とも呼ばれています。このカバー工法は、スレート屋根のリフォーム手法として考案されたもので、屋根の仕上がりが二重屋根になり、重量が重くなるのでは…という点を心配する方が多いです。しかし、カバー工法は、新たな屋根材として、軽量なガルバリウム鋼板屋根が採用されます。したがって、二重屋根の状態になったとしても、瓦屋根などよりは圧倒的な軽量さを維持します。

このカバー工法は、既存屋根の撤去が必要ない分、短期間・低コストで工事を進めることができます。また、屋根が二重になりますので、屋根部分の断熱性能や遮音性能が高くなる点も大きなメリットです。ただし、屋根下地などの補修は一切することができませんので、下地の劣化に気付かずに施工を進めてしまうと、早期の葺き替え工事が必要になります。一般的に、スレート屋根の寿命が来る前に採用し、葺き替え工事を先延ばしにすることが目的で採用されています。なお、瓦屋根などでは採用することができません。(厳密には採用できるのですが、費用面など、採用するメリットがないため、採用しません)

屋根塗装工事・・・40~80万円

スレート屋根や金属屋根などに関しては、屋根そのものが防水などの屋根機能を持っているのではなく、表面塗装によって各種機能を得ています。そして、屋根や外壁に施工される塗料にも耐用年数というものがありますので、それを過ぎてしまうと、屋根機能が低下してしまうのです。一般的に、屋根の塗装工事は美観を維持する目的で行われていると考えられていますが、それだけではなく、防水機能などを維持して、屋根からの雨漏りを防ぐのが主目的になっています。

さらに近年では、採用する塗料によって、屋根に断熱性や遮熱性を持たせることができるようになっています。これらの塗料を採用すれば、夏場でもエアコンに頼らなくても快適な住空間を保ってくれるようになるなど、さまざまな機能を付加する事が期待できます。
要は、屋根塗装に関しては、雨漏り防止など基本的な屋根の機能を維持するだけでなく、途中で必要だと考える機能を付け加えるなんてこともできるわけです。

その他屋根工事・・・3~30万円

屋根は、常に紫外線や風雨の影響を受け続ける場所となります。したがって、目に見える大きな問題が生じていなくても、毎日徐々に劣化が進行していってしまっているのです。

そのため、定期的に屋根の状態を目視で確認しておき、何らかの異変を感じた時には、専門業者に点検を依頼するのがオススメです。また、台風や地震などの自然災害の後は、何の被害も生じていなさそうに見えても、念のため点検しておくのがオススメです。例えば、自身によって瓦が微妙にずれてしまい、屋根材の固定力を失ってしまう…なんてことは多いです。そして、このような状態になった時に強風を受けると、一気に屋根材が吹き飛ばされてしまう…と言った被害に繋がるのです。

屋根の劣化は、一般の方では気づくことが難しいものも多いのですが、普段から注意深く確認しておくことで、いち早く異変に気付くことができるようになると思いますよ!

まとめ

今回は、戸建て住宅に住んでいる方であれば、ぜひ頭に入れておきたい屋根工事の種類についてご紹介してきました。屋根の工事に関しては、屋根材として何を採用しているのかによっても必要な工事が変わってきます。特に、住宅メンテナンスとして主流である塗装工事に関しては、瓦屋根においては必要ない場合がほとんどです。

冒頭でご紹介したように、マンションは管理費や修繕積立費がかかる…という点をデメリットに感じる方が多いのですが、実は戸建てはその費用がかからないものの、何のメンテナンスも必要ないという訳ではないのです。マンションで前述のような費用が必要なのは、管理会社に建物の状態を確認してもらいながら、適切な工事を適切なタイミングで行ってもらうために支払っているものなのです。逆に言えば、戸建ては、こういった費用が必要ない代わりに、メンテナンスの必要性を自己責任で判断していかなければならず、メンテナンスを行う時には、それなりに高額な費用がかかってしまう訳です。

要は、戸建ては、メンテナンスコストがかからないというのは大きな間違いであり、将来のためにはコツコツ修繕費を積み立てておくべきだと考えましょう!

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