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屋根修理で失敗しないようにするため、よくある失敗事例を押さえておきましょう!

建物の中でも『屋根』と呼ばれる場所は、日射や風雨の影響を最も受けやすい場所ですので、劣化速度も比較的早く進むと考えなければいけません。特に、屋根は家の中に住む人を、雨風から守るということが目的ですので、小さな不具合でも日常生活に支障をきたしてしまう…なんて危険が考えられます。

こういった事もあり、住宅の屋根は、定期的な点検とメンテナンスが欠かせない部分で、それなりのコストをかけて良い状態を維持しなければいけない場所となるのです。しかし、一般の人からすれば、日常生活の中であまり目を向ける機会がないことから、自宅の屋根の状態を全く把握していない人が非常に多いです。実際に、屋根修理に関しては、「雨漏りが発生してから…」「塗装剥がれを見つけたから…」など、何らかの問題が発生した後、初めて専門業者に相談するというケースが非常に多いです。

つまり、屋根の修理が必要になった時には、既に切羽詰まっており、余裕をもって信頼できる業者選びを進める余裕がなくなっているわけです。そして、悪徳な業者に相談してしまい、本来は必要もない工事までされて高額な請求をされてしまったり、テキトーな工事をされて問題が解消できなかったり…など、屋根工事をしたことを後悔してしまうようなケースが非常に多いのです。

そこでこの記事では、屋根修理を検討した時に、きちんと技術を持った業者を選ぶようにするため、屋根修理にはどのような失敗があるのかをご紹介します。

屋根修理で考えられる失敗例とは?

それでは、屋根修理で考えられるいくつかの失敗例をご紹介していきましょう。ここでは、実際にお客様からお伺いしたことがある失敗談と、同じような失敗をあなたがしないために押さえておきたい対処法を簡単にご紹介しておきます。

①悪徳訪問販売業者に工事を依頼する

最初に言っておきますが、屋根修理に関する訪問販売業者全てが悪徳業者というわけではありません。屋根は、外部からでもある程度状態が確認できますので、「屋根修理の必要性」を確実に判断して魅力的な提案が可能だという点では訪問販売形式の営業は割と適しています。しかし、そうはいっても、訪問販売業者の多くが悪徳な手法を採用しているという事実があるため、その日に契約するのは絶対にNGだと考えておきましょう。

屋根の訪問販売で多いのは、「近くで工事をしていて、今は近隣の家の屋根の状態を無料点検で回っています」と声をかけて回る手法です。「無料なら…」と屋根に上げてしまうと、何らかの屋根の不具合を指摘してきて「すぐに修理しないと大変なことになりますよ!」などと不安を煽ってくるわけです。そして、「今なら近くで使用している足場をそのままこちらに持ってくるので足場代を無料にできますが?」とお得感を出して契約を進めてくるわけですね。

上述したように、すべての訪問会社が悪徳ではありませんが、こういった手口に引っかからないようにするには「訪問販売業者の話は聞かない!」というのが正解です。訪問販売業者は、営業力が非常に高いので、ついトークにのせられて契約してしまう…なんて方が非常に多いのです。そして調べてみると、相場よりもかなり高い金額になっている…、テキトーな工事をされて余計に屋根が傷んでしまう…なんて失敗につながるのです。

こういった失敗を防ぐには、まず「訪問販売は話を聞く前に断る」「話を聞いたとしてもその場での契約は絶対にしない!」の二つです。ほぼ確実に、その場での即決を促してきますが、「家族と相談する!」「他の業者の相見積もりをとる」と言って断りましょう。

②雨漏り修理後、すぐに雨漏りが再発

このパターンは非常に多いです。まず覚えておきたいのは、屋根の専門家だとしても、雨漏り原因の特定は非常に難しいもので、しっかりとした技術力を持った業者に修理を依頼したとしても雨漏りがすぐに再発してしまう…ということはあるのです。要は、雨漏り原因の特定が甘くなってしまい、別の箇所を修理していた…もしくは、雨漏り原因が複数あった…なんてことで、修理したのに再発する…なんてことになるのです。

雨漏り修理を依頼する時には、原因の特定にどれだけ力を入れているのかを確認しておくと良いでしょう。雨漏りは、屋根以外が原因となる場合も珍しくないですし、散水調査や赤外線サーモグラフィー調査などを利用して、しっかりと原因の調査を行っているのか見ておきましょう。目視調査で確認できるほどの明らかな雨漏り原因があれば、大掛かりな調査は行いませんが、悪徳業者の中には、屋根にすらのぼらず「葺き替え工事が必要ですね。」などと診断をすることもあるのです。雨漏り調査をしっかりと行う場合には、調査費が必要になったりしますが、何度修理しても雨漏りが止まらない…なんてことになるよりは絶対にマシです。

雨漏り修理を依頼する時には、原因調査をきちんと行っている業者か、また雨漏り原因と修理方法を分かりやすく説明してくれる業者を選ぶのがオススメです。ぱっと見で何の説明もなく「屋根がダメになっているから葺き替えが必要」なんて言う業者は断った方が良いです。最悪の場合、雨漏り原因箇所は外壁で、何の意味もない葺き替え工事に大金をかけてしまう…なんて結果が待っているかもしれません。

③塗装工事の際の失敗…

スレート屋根やガルバリウム鋼板屋根が主流となってきた現在では、屋根に関しても定期的な再塗装メンテナンスが必要になります。そして、屋根塗装工事の需要が高くなっている現在では、塗装工事完了後のトラブルも増えています。

例えば、塗装工事を行ってもらったのに、塗料の耐用年数よりも早く塗装剥がれが生じてしまった…なんて話は多いです。例えば、本来10年の耐用年数の塗料が8年や9年目で塗装に不具合が生じた…というのであれば、立地の問題などが考えられますので、業者の不手際ではないでしょう。しかし中には、耐用年数が15年以上もある機能性塗料を使ったのに、わずか数年で塗装剥がれが生じてしまった…なんて失敗例もあるのです。この場合、施工時のミスか、業者の悪意のどちらかが原因です。金属屋根の場合、塗装前にサビなどを落とす洗浄やけれん作業が必要なのですが、この作業が不十分だったため、塗料がしっかりと定着せず早期の剥がれが生じてしまった…なんてことが考えられます。他には、本来3回塗が必要なのに、経費削減のために2回塗しか行っていない…というパターンが考えられます。
こういった事を防ぐためには、各施工段階において、しっかりと作業されているのかが後から確認できるように、写真に残しておいてもらうようにしましょう。なお、最悪のパターンでは見積書に記載されている以外の塗料を使用するような業者もいますので、材料が搬入されたときに品番を確認し、契約通りの材料が使用されているか確認しましょう。

塗装工事に関する失敗では、仕上がりが「思っていたカラーとは異なる…」というケースもあります。これは外壁塗装でもよくありますね。工事前に、カラーサンプルを見てしっかりと確認したのに、工事完了後に家を見てみると、イメージと全然違った…なんてことも珍しくありません。これは、業者のミスなどではなく、太陽光の当たり方などでどうしてもサンプルとはイメージが異なってしまう…というのが原因です。
これを防ぐには、少し面倒ですが同じ塗料で施工した家が近くにあるのであれば、写真などで確認させてもらう、自分の家の目立たない位置などに仮塗りしてもらうなんて対処があります。屋根塗装は、一度完成してもらえば、「カラーがイメージと違う…」などという理由で、無料の塗りなおしなどできない工事です。したがって、家の外観イメージに特にこだわりがある方などは、しっかりと仕上がりがイメージできるように業者にも協力してもらいましょう。

④屋根工事のせいで近隣トラブルが…

葺き替え工事や屋根塗装工事を行う際に考えられる失敗事例です。例えば、葺き替え工事を行う時には、工事中に騒音やホコリなどがたってしまう場合があります。また、大型車の出入りなども頻繁にありますので、小さなお子様が多い場所であれば、交通事故の心配もあるでしょう。他には、塗装工事は、強烈なニオイが周辺にも漂っていきますので、何の連絡もなしにいきなり工事を行ってしまうと、「なんて非常識な人だ!」と近隣トラブルになってしまうのです。

一般的には、近隣住宅に何らかの迷惑をかけてしまう可能性がある場合、施工会社の担当者が影響がありそうな家に挨拶に廻ってくれます。しかし、本来は、近隣の方との人間関係がきちんとできている施主様が一緒に挨拶に回った方が話が通じやすいので、工事を行う一週間前ぐらいに、工場業者と一緒に挨拶回りをしておくのがオススメです。最近では、訪問販売業者のイメージが悪く、作業着の工事業者が挨拶回りをしたのでは、対応してくれない家も多いのです。

そして、挨拶回りをする際に、大型の工事車両が出入りする時間帯をしっかりと伝える、ホコリやニオイが出てしまう日程をしっかりと伝え、その日は外に洗濯物を干さないようにお願いするなどとしておけば余計なトラブルに巻き込まれません。なお、近隣の家で、屋根のない場所に自動車を停めているなんてご家庭があれば、工事業者に行って自動車の養生もお願いしましょう。
屋根の葺き替えや塗装工事に関しては、どの家もいずれ行わなければならないことですし、きちんと迷惑をかけないようにする対処さえしておけば、大きなトラブルにはなりにくいです。

まとめ

今回は、どの住宅でもいずれ必要になる屋根修理に関して、余計なトラブルに巻き込まれないようにするため、皆さんがおさえておきたい、屋根修理での失敗例と対処法をご紹介してきました。

屋根修理での失敗というと、悪徳訪問会社に騙される…というパターンが真っ先に思い浮かびますよね。確かに、火災保険を利用した屋根修理が増えている現在では、訪問販売をしやすくなっていることから、こういった業者と契約してしまった事に後悔してしまう方が増えていると言われています。悪徳業者に引っかからないようにするには、面倒かもしれませんが、最低3社程度から相見積もりをとり、価格や施工内容が適切なのかをしっかりと見極めるということが大切です。また悪徳訪問販売では、何とかしてその場で契約させようとしてきますが、きっぱりと「即決はしない!」と伝えましょう。それでも粘ってくるような業者であれば、ほぼ確実に危ない業者です。

なお、3社程度に屋根の状態を確認してもらい、相見積もりをとるということは、実際の工事に入るまでにはそれなりの時間がかかってしまうということです。つまり、「屋根に何らかの問題が生じた…」なんて状態で業者探しをスタートしてしまうと、悠長に業者選びをしていられない…という心理から焦って悪徳業者と契約してしまうことになるのです。
屋根修理は、それなりに高額な施工費になってしまうことから、可能な限り先延ばしにしたい…と考えてしまう人が多いです。しかし、その考えで雨漏りが発生してしまうと、修理しても雨漏りが何度も再発してしまう…と言った技術のない業者に相談したり、不用な葺き替え工事を進めてくるような悪徳業者に目をつけられてしまう危険が生じると考えましょう。屋根修理は、どのような建物でもいずれ必要になりますので、「何かあってから対処する」という考えではなく、「何も起きないように!」と言った予防的なメンテナンスを進めていくのがオススメです。

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