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強風による屋根被害は台風だけじゃない!春の訪れを知らせる『春一番』にも注意!

いよいよ2020年になりましたが、皆さん体調などは崩されてはいませんか?今年の年末年始は、例年に比べると比較的過ごしやすい気温だったこともあり、さまざまな場所に遊びに行ったという方は多いのではないでしょうか?しかし、本格的な冬はこれから2月にかけて訪れますので、くれぐれも体調などには気を付けていきましょう。
2月と言えば、気温もさることながら、住宅の屋根にとっては、非常に厄介な自然現象があるのはご存知でしょうか?2月は、春がもうすぐそこまで来ていることから、なんとなく前向きな気持ちになれるという人が多いのですが、2月の終わりごろに吹く『春一番』と呼ばれる強風には注意が必要です。春一番は、メディアなどでも「今日春一番が吹きました!」など、誰もが好きな春の訪れを教えてくれる風物詩のようになっていますが、住宅の屋根にとっては、非常に危険な自然現象と言えるのです。実際に、毎年春一番が吹いた後には、屋根修理の連絡がひっきりなしに入ってくることがあるほどで、どういった事に注意しておかなければならないのかはぜひ知っておきたいポイントだと思います。
そこで今回は、春の訪れを知らせる風物詩である春一番によって引き起こされる屋根トラブルについてご紹介します。

春一番の基本知識について

『春一番』については、ニュースなどでも毎年耳にするものですので、誰もが一度は聞いたことがあると思います。しかし、「春一番ってどんなものですか?」と聞かれた場合、正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか?そこでここでは、春一番の基礎知識について簡単にご紹介しておきたいと思います。
まず春一番が何か?という点ですが、wikipediaでは以下のように説明されています。

春一番とは?
北日本(北海道・東北)と沖縄を除く地域で例年2月から3月の半ば、立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風。春一番が吹いた日は気温が上昇し、翌日などは寒さが戻ることが多い。これを「寒の戻り」と言う。
引用:wikipedia

上の説明を見れば分かるように、春一番は簡単に言うと「暖かい強い風」のことを指しており、その風の定義は10分間平均で風速8m/s以上の風となっています。地域的には、北日本と沖縄を除く日本中で吹く風となりますので、当然2月の終わりから3月の初めにかけては弊社がある近畿地方も十分な注意が必要になるのです。冒頭でご紹介したように、春一番は春の訪れを知らせる強風となりますので、なんとなく良いイメージを持っている人もいるのですが、住宅の屋根にとって強風は天敵と言っても良いほど恐ろしいものなのです。わかりやすい例をあげれば、台風で屋根材が吹き飛ばされる…雨樋が破損する…飛ばされてきたもので住宅が破損する…など、さまざまな住宅被害のリスクが高くなってしまいます。
したがって、春一番など、強風が吹くとわかっているのであれば、住宅に被害が出ないよう何らかの対策を進めていくべきだと言えます。

強風による住宅トラブルとは?

強風による住宅トラブルと言われれば、ほとんどの方が台風をイメージすることでしょう。しかし実際には、台風以外にも住宅トラブルを引き起こすような強風は多く存在しており、その代表例と言えるのが2月から3月にかけて吹く『春一番』なのです。それでは、春一番のような季節風による住宅トラブルはどのようなことが考えられるのでしょうか?いくつか強風によるトラブル事例をご紹介しておきましょう。

  • 屋根材の飛散…
    強風による住宅被害の代表例がこれです。特に瓦屋根は、重量があることから強風には強いと思われているのですが、そうでもないのです。もともと瓦屋根は風を含みやすい構造となっているため、小さな屋根の歪みなどがあるだけで、一気に屋根材が捲れてしまう…なんて被害が発生します。スレートや金属屋根は、瓦よりも風に強いのですが、メンテナンスを怠り、何らかの不具合が発生していた場合、強風がとどめとなり屋根材が飛散してしまう…なんて危険があります。
  • 屋根材の破損…
    強風は自宅にある物を飛ばすだけでなく、隣家などから何かが飛ばされてくる…という危険もあります。例えば、隣家の瓦が風で飛ばされてきた場合、外壁や屋根材にぶつかり穴をあけてしまう…なんて被害も少なくありません。他にも窓ガラスが割れて怪我をしてしまうという事例もあります。台風などは、あらかじめ窓に対策を施しているのですが、季節風の場合、何の対策もしていないという場合が多いので、被害が大きくなるリスクもあるのです。
  • 棟板金の破損…
    棟板金とは、スレートや金属屋根の頂上部分に取り付けられる金属板です。この部分は、釘やコーキングなどで固定されているのですが、経年劣化で徐々に固定力が緩んで板金が浮いてしまうことがあるのです。そこに春一番などの強風が当たった場合、一気に棟板金が捲れてしまうという被害が出るのです。ちなみに、瓦屋根には棟瓦が積まれているのですが、この部分も強風で崩れてしまう危険があります。
  • 屋根に設置されて物が飛ばされる…
    屋根の上にTVアンテナや太陽光パネルが設置されている住宅が多いです。こういった屋根上の製品は強風の影響を受けやすいので、定期的に固定力が緩んでいないか点検しておくのがオススメです。特に、昔使っていた太陽熱温水器など、現在は使用していないにも関わらず屋根の上に放置している…というお宅が多いのですが、こういった製品は、強風に煽られて大事故につながる危険があります。必要のないものは、出来るだけ早く撤去するのがオススメです。

強風による代表的な住宅被害は上記のようなものがあります。
皆さんが思っていた以上に、さまざまな被害が出てしまう可能性があるとわかっていただけたのではないでしょうか?特に、上記のような屋根被害が発生した場合には、雨漏りにつながる可能性が非常に高くなってしまい、最終的に住宅内への水の侵入を許し、構造部分の木材の腐食から建物の建て替えが必要になった…など、目が飛び出るような修理費用が必要になるなんてことも考えられるのです。
さらに、強風で煽られた屋根材などが通行人にあたってしまえば、人命に関わる事故に発展しかねませんので、こういったことが無いように、強風が吹くとわかっている時期の前にきちんと専門業者に点検・メンテナンスしてもらうのがオススメです。

まとめ

今回は2月から3月にかけて吹く日本の風物詩でもある『春一番』のような強風で、どのような住宅トラブルが考えられるのかといったことをご紹介しました。春一番などの季節風に関しては、毎年吹く強風ということもあり、去年も問題なかったのだから今年も大丈夫だろ?と思う方が多いと思います。しかし、そのような判断が致命的な住宅トラブルを引き起こしかねない…ということを忘れてはいけません。
日本は、諸外国と異なり、四季があるというのが特徴の国ですので、毎年その季節ごとにいろいろな自然現象があります。建物というものは、そういった自然現象から中に住む人を守ってくれるものなのですが、忘れてはいけないのが「自然現象によるダメージは年々蓄積している」という事です。住宅の屋根や外壁というものは、常に外的要因にさらされ続けている場所ですので、特に強風などが吹いていない日であっても少しずつ劣化が進行しているのです。外壁であれば、まだ目につく場所ですので、日々の生活の中で劣化状況を確認することもできますが、屋根となると高所であるため、小さな劣化に住人が気付くのは非常に難しいと言えます。そこに春一番のような強風があった場合、突然大きな住宅被害に発展してしまうのです。しかし、ほとんどの場合は蓄積疲労が、強風により表面化したという場合が多いため、日々の点検・メンテナンスを怠らなければ防げるものなのです。
上述したように、蓄積した小さな劣化が自然現象によっていきなり致命的なダメージに拡大することは珍しくありませんので、定期的な点検やメンテナンスを怠らないようにすることをオススメします!点検やメンテナンスのタイミングは、屋根に影響を与える可能性がある『自然現象の前』などに設定すると点検忘れなども少なくなると思いますよ!

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