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台風による屋根被害を防ぐなら、夏の間に家の点検とメンテナンスをしておくのがオススメ!

今年もだんだん気温が高くなり、「夏がすぐそこまで来ている!」と言った感じになってきましたね。今年の夏は、東京オリンピックが開催される予定となっていますが、新型コロナウイルス問題がまだまだ収束したとは決して言えず、どういった開催方法がとられるのかと少し不安といった感じですね。

新型コロナウイルス問題は、私たちの社会生活に大きな変化を与えていますが、日常生活の中でやらなければならないことというのは、たくさん存在します。特に、これから夏に向けては、屋根や外壁など、住宅の点検やメンテナンスを行っていくのに非常に適した季節だと言えるのです。なぜかというと、近年の日本の夏は、ゲリラ豪雨や集中豪雨と言った、非常に強い雨が当たり前となっていますし、夏の終わりごろになれば、台風が続々とやってくる季節になります。つまり、こういった自然災害から大切な家を守るためには、事前に家の状態を確認し、必要であれば修理を行っておくことが大切なのです。

特に、ここ数年日本に上陸する台風は、大型化が進んでいると言われていますので、「去年も耐えたから何とかなるだろう!」なんて考えは捨てた方が良いですよ。台風の強風を甘く見ていると、屋根材が吹き飛ばされてしまう…、外壁の劣化から水が侵入し、家の中が水浸しになる…なんて事例が毎年のように発生しているのです。

そこでこの記事では、ゲリラ豪雨や台風などに備えるため、今のうちから確認しておきたい住宅のポイントをご紹介しておきます!

確認ポイント① 棟板金の状態

スレート屋根や金属屋根を採用する住宅が増えている現在では、棟板金部分の小さな劣化が、台風などによって大きな被害につながる…なんてことが増えています。

棟板金は、スレート屋根や金属屋根の頂上部分に取り付けられている屋根板金で、屋根材の固定や棟部分に生じてしまう隙間を埋めることが大きな目的となります。施工時には、釘やコーキングでしっかりと固定されるのですが、経年劣化で徐々に釘が浮いてきてしまい、屋根面と板金に隙間ができてしまうようになるのです。そして、その隙間から強風が吹き込み、板金が吹き飛ばされてしまう…と言った被害が生じます。

棟板金の浮きは、「ある日突然浮きが生じる…」などと言ったものではなく、釘穴から水が侵入しサビて徐々に抜けてしまう…、風の影響で釘の固定が緩んでしまう…、板金の下地材が腐食して固定力がなくなる…など、徐々に劣化が進行します。したがって、台風や大雨による被害を防ぐためには、定期的に板金の状態を点検しなければいけません。

棟板金の劣化を放置したら…

それでは、棟板金の劣化を放置してしまった場合に考えられる被害もご紹介しておきましょう。

  • ・横殴りの雨が降った際には、隙間から雨水が侵入し、雨漏り被害につながる…
  • ・台風の強風が隙間から吹き込み、棟板金が捲れてしまう…
  • ・強風で棟板金が吹き飛ばされてしまう…。隣家に衝突したり通行人にぶつかって怪我をさせてしまうなどの二次被害も…

上記のように、棟板金の劣化を放置してしまうと、最悪の場合、自分の家の問題だけでは済まなくなってしまいます。また、板金の捲れなどを修理せず、放置してしまった場合には、早期に雨漏りしてしまう危険もあります。
なお、棟板金の浮きを放置して、捲れが…飛ばされた…などと言った被害が生じた場合、板金だけでなく貫板から補修する必要があります。修理費に関しては、板金の長さや使用する材料によって異なりますが、10~20万円程度かかると想定しましょう。

確認ポイント② 屋根材の状態

次に、屋根材の様子を確認しておくことも大切です。特に、スレート屋根を採用している住宅であれば、屋根材にひび割れやクラックが生じていないか、屋根塗装が劣化していないか確認しておきましょう。

スレート屋根に採用されるコロニアルやカラーベストと呼ばれる屋根材は、非常に薄く成形されることで、瓦よりも軽量だというメリットが得られています。しかし、屋根としての機能に関しては、表面の塗装によって得られるようになっていますので、メンテナンス不足に陥ってしまうと、台風や大雨による被害が考えられるわけです。例えば、適切なタイミングで塗装メンテナンスを行っていない場合、屋根材が水分を吸収するようになり、「湿潤⇒乾燥」を繰り返すことで、四隅が反り上がったり、亀裂が入ったりします。他にも、風に飛ばされてきた物が衝突し割れてしまう…ということも考えられます。

このような状態のまま、ゲリラ豪雨や台風を迎えてしまうと、大きな被害につながってしまう危険があります。

屋根材の劣化を放置したら…

屋根の割れや反り返りを放置してしまうと、そこに強風が吹きつけることで、屋根材が飛ばされてしまう…なんてことが考えられます。他にも、塗膜の効果がなくなっていれば、屋根内に大量の水が侵入し、屋根下地まで傷めてしまうことが考えられます。以下のような被害が考えられるので注意しましょう。

  • ・強風によって、屋根材が部分的に飛ばされてしまう…
  • ・屋根の防水機能が落ちていることから、一気に雨漏りにつながる…
  • ・屋根材の多くが飛ばされ、屋根下地まで傷めてしまう…。飛ばされた屋根材で第三者が怪我をしてしまう危険も…

このように、最悪の場合、屋根下地まで傷めてしまい、葺き替え工事が必要になる…なんて状況も考えられます。部分的な補修であれば、10万円程度で修理可能だと思いますが、屋根下地まで傷めてしまって、葺き替え工事が必要…なんて場合には、100万円以上の修理費がかかると考えましょう。

確認ポイント③ 外壁の状態

ゲリラ豪雨や台風による住宅の被害に関しては、外壁の劣化が原因となる場合も多いです。通常の雨であれば、問題ないような劣化状況だとしても、非常に強い雨が横殴りで壁に打ち付けることで、一気に雨漏りにつながる…なんてことがあるのです。

例えば、外壁にクラックが入っていてそこから水が侵入してしまう…、サイディングボードの目地や窓枠に施工されているコーキングが劣化しており、その隙間から水が浸入する…なんてことが考えられます。また、外壁からの水の侵入で怖いのは、雨漏りしていても、「天井から水が落ちてくる…」などといった目に見える被害が出ないこともあり、知らないうちに木材が腐食したり、湿気が高い事でシロアリが大繁殖していた…なんてことが考えられる点です。

外壁の劣化を放置したら…

外壁は、屋根とは違い、日常生活の中でもよく目に入る部分です。しかし、住人さんが良く目にしている部分なのに、劣化がそのまま放置されてしまう…ということが非常に多いです。外壁の劣化は、非常に恐ろしい被害につながってしまう危険があるので注意しましょう。代表的な被害が以下のような感じです。

  • ・コーキングの劣化部分から雨水が侵入し雨漏りが…
  • ・壁内に雨水が侵入していることに気付けず、カビが繁殖して家族の健康被害が…
  • ・高湿状態を好むシロアリが気付かないうちに大繁殖してしまう…

外壁の劣化の放置は、住人が雨漏りしていることに気付けない間に、どんどんと被害が拡大してしまう…などという恐れまであります。そして、気付かないうちに、建物の構造に重要な柱などが腐食し、シロアリに食べられてしまう…なんてことになると、外壁の劣化部分の修理などではなく、建物ごと立て替えなければならなくなる…なんて、目も当てられない結果を招いてしまうことがあるのです。
外壁の修理に関しては、「何を行うのか?」によって費用が大幅に変わってしまいますので、大きな被害につながる前に、点検とメンテナンスを行っておくのがオススメです。

まとめ

今回は、これから迎える夏に向けて、ゲリラ豪雨や台風の襲来が増える前に行っておきたい住宅の点検ポイントについてご紹介してきました。この記事でご紹介してきたように、近年では当たり前となってき夏場のゲリラ豪雨や台風の大型化は、住宅の小さな劣化を一気に拡大させてしまい、大きな被害をもたらすことが考えられるのです。

もちろん、定期的に点検を行い、メンテナンスを行っていたからと言って、自然災害による被害の全てを防げるわけではありませんが、劣化しているのを分かった上で放置するのと比較すれば、被害が生じてしまう可能性は大幅に違ってくる事でしょう。
ここでは、一般住宅でよく見られる代表的な劣化ポイントをご紹介していますが、上述した以外にも台風などで大きな被害が生じてしまう場所はたくさん存在しています。したがって、「最近家の点検をしていないな…」とお考えの方がいれば、本格的な夏がやってくる前に、専門業者に依頼して点検とメンテナンスを行っておくのがオススメですよ!

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