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今回は、住宅屋根の形状によって、得られるメリットや注意しなければならないデメリットが異なるということをご紹介していきたいと思います。
皆さんが屋根と聞けば、住宅の簡単なイラストにもよく登場する、三角形の屋根をイメージするのではないでしょうか?この三角形の屋根は、切妻屋根と呼ばれる形状なのですが、実は屋根の形状はこれだけでなく、さまざまな形状が存在しているのです。
屋根の形状が変われば、建物全体の外観イメージも大きく違ってくる事から、新築時などは住宅の外観を重視して屋根の形状を選択する方が増加していると言われています。憧れのマイホームを建てる時には、できるだけ理想の外観イメージにしたいと考える方が多いでしょうし、屋根形状のこういった選び方が悪いというわけではありません。しかし、忘れてほしくないのは、選択する屋根形状によって、弱点などが異なってしまうことから、日々の屋根メンテナンスなども変わってしまうという点です。
そこでこの記事では、日本国内の住宅で、よく採用されている代表的な屋根形状について、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。これから憧れのマイホームを建てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
CONTENTS
それでは、日本国内の住宅に採用されている代表的な屋根形状とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。建物の屋根形状については、本当に数多くの種類が存在しており、ここで全ての形状に関してご紹介するのは難しいぐらいです。
ここでは、一般住宅などでよく採用されている屋根形状についてご紹介していきます。
まずは『切妻(きりづま)屋根』です。この屋根形状は、本を逆さまにしたように見える三角屋根で、日本国内でも昔から非常に人気の形状と言えます。切妻屋根は、比較的単純な構造をした屋根ですので、建築コストを抑えられることや、複雑な屋根よりも雨漏りリスクが少ないと言う点が魅力です。ただし、妻側部分が紫外線の影響を受けやすく劣化が早いという点が注意です。
切妻屋根のメリットとデメリットは以下のようになっています。
■切妻屋根のメリット
■切妻屋根のデメリット
切妻屋根は、上記のような特徴を持った屋根形状です。基本的には、住宅の建築コストを抑えたいという人や、太陽光パネルの設置を検討している方にはオススメです。
寄棟屋根も切妻屋根同様に、日本国内で古くから採用されることが多い屋根形状です。この屋根形状は、頂点に棟が作られ、さらに四方に下がる棟が存在します。屋根面も、全方向にあるため、非常に耐風性が高く、外壁の負担が少ない屋根形状と言えます。
寄棟屋根のメリットとデメリットは、以下のような感じです。
■寄棟屋根のメリット
■寄棟屋根のデメリット
寄棟屋根は、地域的に台風が多い、強風が吹くなどと言った場合にオススメの屋根形状と言えます。また、重厚感のある外観を実現できますので、落ち着いた見た目の家を造りたい人にもオススメです。
片流れ屋根は、一方向にだけ傾斜がある屋根形状の事です。非常にシンプルでスタイリッシュな外観デザインを実現できると、近年非常に高い人気を誇っています。また、屋根面積が広くなることから、太陽光発電システムと非常に相性が良いと言われている点も人気の理由だと言われています。
ただし、この屋根形状は、風に弱いという弱点があるため、台風がよく襲来する地域では注意が必要です。
片流れ屋根のメリットとデメリットは、以下のような感じです。
■片流れ屋根のメリット
■片流れ屋根のデメリット
片流れ屋根は、モダンで個性的な外観デザインを実現したい人や、太陽光発電を設置したい方にお勧めの屋根形状と言えます。
関連記事:スタイリッシュな建物が実現する『片流れ屋根』!実は屋根形状特有のデメリットがあるって知っていますか?
『陸屋根』も近年非常に高い人気を誇る屋根形状と言えます。陸屋根は、他の屋根と異なり、傾斜が無い水平や屋根となります。分かりやすく言えば、マンションの屋上のような屋根となりますので、屋上を洗濯物を干すスペースやお子様を遊ばせるスペースとして活用できるようになるのです。近年では、土地の高騰もあり、『庭付き』の住宅が減少したことから、屋上利用ができるこの屋根形状が人気なのです。
ただし、傾斜のある屋根と比較すれば、非常に水はけが悪くなってしまいますので、雨漏りリスクが高くなってしまいます。
陸屋根のメリットとデメリットは、以下のような感じです。
■陸屋根のメリット
■陸屋根のデメリット
陸屋根は、都市部に家を建てる人などで、家の中にお子様を遊ばせるスペースが欲しいという方にお勧めです。コロナ禍の現在では、在宅時間が非常に長くなっており、なかなかお子様を外で遊ばせることが難しくなっています。しかし陸屋根であれば、自宅にいてもお子様を太陽の元で遊ばせることができるなどのメリットがあるのでオススメできます。
関連記事:近年人気の屋根形状『陸屋根』!陸屋根を選択する前におさえておきたいメリット・デメリット
今回は、日本国内でよく採用されている代表的な屋根形状の特徴と、そのメリット・デメリットをご紹介してきました。当然、この記事でご紹介した以外にも、さまざまな屋根形状が存在するのですが、近年では、片流れ屋根や陸屋根の人気が本当に高くなっています。
そして、選択する屋根形状によって、得られるメリットというものが全く異なるということは絶対におさえておくべきでしょう。コロナ禍の現在、都市部の住宅では、お子様を遊ばせる場所に困る…というお話をよく耳にしますので、これから迎えるWithコロナ時代には、陸屋根の人気がさらに高くなっていくかもしれませんね。
現在新築戸建て住宅をご検討中の方など、自宅の屋根形状をどうすれば良いのか…と迷っている方がいれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。
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