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屋根リフォーム工事が高くなってしまう要因とは?通常よりも工事費が割り増しになる条件を教えます!

現在、戸建て住宅に住んでいるという方であれば、大切な家をできるだけ長持ちさせるため、定期的な点検・メンテナンスの事を頭の片隅に置いておくのがオススメです。分譲マンションなどであれば、修繕積立費を支払っておけば管理会社が主導して、必要なタイミングにきちんと修繕工事を行ってくれることになります。しかし、戸建て住宅の場合は、「いつ工事をするのか?」と言ったタイミングを自分で判断しなければならず、さらに業者との価格交渉まで行わなければいけないのです。

屋根に関しては、採用している屋根材によって必要になるメンテナンス手法もかなり違ってしまいますし、メンテナンスにかかる費用も、他の部位よりも高額になってしまう傾向にあります。特に、築年数が20年以上経過してくれば、どのような住宅でも葺き替え工事が必要になり、100万円以上のコストがかかってしまうことになるのです。
そこで、自宅の葺き替え工事にいくらぐらいかかりそうなのか、ネットで検索してみた場合、ほとんどの業者が「100万円~」などという表記で、電化製品のような明確な価格表示になっておらず「なんで『~』がついているのだろう?」と疑問に思った事がある人も多いのではないでしょうか?
これは、住宅によって屋根の面積が異なるというのが大きな理由なのですが、他にも、住宅ごとに施工条件がかなり変わってしまうという問題があるからなのです。そして、特定の条件の建物は、通常の家よりも葺き替え工事にかかる費用が割高になってしまうのです。この記事では、屋根工事が高額になってしまう家の条件をご紹介しておきます。

一般的な葺き替え工事の流れ

それではまず、戸建住宅であれば、いずれ必要になる葺き替え工事について、一般的な工事の流れを簡単にご紹介しておきます。

屋根リフォームは、葺き替え工事以外にも、屋根塗装、カバー工事など、いくつかの工法が存在します。その中でも、葺き替え工事は、既存屋根を全て撤去してしまい、屋根下地の部分からやり替える工事の事を指しています。したがって、葺き替え工事であれば、屋根のみは新築の状態にまで戻すことができ、結果的に建物の寿命を延ばすことにもつながるのです。しかし、他の屋根フォーム手法と比較すれば、大掛かりな工事となってしまうことで、工期が長くなり、工事費用も高くなってしまうと言う点がデメリットになります。
以下に、一般的な葺き替え工事の流れをご紹介しておきますので、頭に入れておきましょう。

  • STEP1 足場の組み立て
  • STEP2 既存屋根材の撤去
  • STEP3 屋根下地の補修(下地の歪みを正します)
  • STEP4 野地板(のじいた)の設置
  • STEP5 防水シート(ルーフィング)の施工
  • STEP6 新屋根材の施工

一般的な葺き替え工事は、上記のような流れで進み、おおよそ10日~2週間の工期で完了します。工事費用に関しては、新たに採用する屋根材の種類や屋根面積などによって異なりますが、30坪程度の住宅であれば120~200万円程度が相場と言われています。
ただし注意が必要なのは、屋根リフォームは屋根形状などの施工条件によって工事にかかる費用が変わってきてしまうという点です。業者のホームページに掲載されている施工事例などで、ある程度の価格を想定し、見積りをとった際、思っていたよりも高い金額を提示されて驚いてしまった…なんて場合は、以下のような施工が難しい条件などがあるからかもしれません。

屋根工事が高くなってしまう要因とは?

それでは、屋根葺き替え工事などを業者に依頼した場合、一般的な住宅よりも工事費用が割高になってしまう要因について、いくつかのポイントをご紹介していきましょう。あなたの家が、以下で紹介するポイントに該当する場合、葺き替え費用が高くなってしまう可能性があります。

①複雑な屋根形状の場合

一口に屋根と言っても、住宅によってその形状が異なります。屋根を真上から見た時に、屋根の面数がわかるのですが、三角屋根などと呼ばれる「ヘの字型」の2面の屋根が『切妻(きりづま)』屋根と呼ばれます。そして、四方に向かって屋根面が降りていくものは『寄棟(よせむね)』屋根と呼ばれます。
近年では、屋根面が一面で、一方向に降りていく『片流れ(かたながれ)』屋根が人気になっているのですが、当然、敷地の形状などによって屋根の形状が変わってしまいます。基本的に、屋根面が増えてしまうと、必要な工程が増えてしまうことになるため、工事費が高くなる傾向にあります。一般的な2面の屋根に比べて、3面以上の面がある屋根は、5%前後、工事費が割高になると考えてください。

②3階以上の建物

近年では、土地面積の関係などで、3階建ての住宅が増加しています。しかし、屋根メンテナンスの事を考えた場合、3階建ての住宅は工事費が割高になってしまうので注意しましょう。2階建ての住宅と比較すれば、足場組立工事費用や搬入搬出費用が余計にかかってしまいます。なお、3階建ての建物は、雨漏り調査などを行う場合にも、2階建て以下の建物より不利になります。
一般的に、2階建ての建物と比較して、3階建ての建物になると、工事費が5%前後、高くなると考えておきましょう。なお、平屋の場合は、工事費が割安になります。

③下屋根が存在する建物

下屋根は、屋根の上部が壁と接着しているものを指しています。2階建ての建物の場合、1階部分の屋根がこれに当たります。下屋根が存在する建物の場合、壁際の雨押え板金などの雨仕舞が必要になるため、下屋根がない住宅よりも工事費が割高になってしまうのです。
下屋根の面積などにもよりますが、下屋根がない住宅と比較すると、5%前後は工事費が高くなってしまう可能性があると考えましょう。

④急こう配の屋根の場合

陸屋根以外の屋根には、雨水を適切に排水するため、屋根に勾配がつけられています。そして、その屋根の傾きが急なものを『急こう配』と言います。
こういった急こう配になっている屋根で工事を行う時には、通常の足場だけでなく、屋根部分にも落下防止のために足場を組み立てる必要があります。これは屋根足場などと呼ばれるのですが、当然、緩勾配で屋根足場が必要ない建物よりも足場代が高くなりますよね。また、屋根は勾配が急であるほど面積が増えるものですので、緩勾配の屋根よりも工事費が割高になってしまうと考えましょう。なお、屋根の傾き角度によって費用は変わります。

⑤既存屋根材にアスベストが含まれている場合

築年数が経過した建物で、スレートやセメント瓦を採用している場合、屋根材にアスベストが含有されている可能性があります。数十年前までは、建材にアスベストが使われることは普通だったのですが、健康被害があると判明したことから、現在では使用不可となっています。屋根材として存在している場合には、アスベストが飛び散るなんてことはないのですが、葺き替え工事で解体する時にアスベストが生じてしまう訳です。
したがって、アスベストが含有されている屋根材が使用されている建物では、撤去・処分費用が高くついてしまうことで、全体の工事費用が10%前後、割高になってしまいます。なお、カバー工事で屋根リフォームを行う場合は、既存屋根にアスベストが含有されていても工事費は変わりません。

⑥その他外装工事を一緒に行う場合

住宅の大規模メンテナンスは、多くの場合『足場』の組み立てが必要になります。したがって、それぞれのメンテナンスを別々に行うよりも、できるだけタイミングを合わせて行う方が、足場代を節約することができるのです。
しかし、葺き替え工事単体で工事を行うのと比較すれば、「雨樋の交換を行う」「塗装工事も行う」などという場合、見かけ上の工事費用が高くなってしまいます。上で紹介した5つのポイントとは、少し意味合いがズレてしまいますが、付属工事があるため、あなたの屋根葺き替え工事が高くなっているという場合もあるということを覚えておきましょう。

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まとめ

今回は、戸建て住宅に住んでいる方であれば、いずれ行わなければならない屋根リフォームについて、葺き替え工事を行う時の費用が高くなってしまう要因についてご紹介してきました。葺き替え工事は、住宅周りのメンテナンスの中でも特に高額な工事になってしまいますので「できるだけ安く工事をしたい」ということを誰もが考えると思います。

現在では、葺き替え工事を行ってくれる業者探しは、ネットで検索してみるというのが一般的なのですが、そこで見つけたホームページに記載されている金額があなたの家の葺き替え工事費用だとは考えない方が良いですよ。この記事でご紹介しているように、葺き替え工事は、採用する屋根材、屋根面積だけでなく、既存屋根の種類や屋根の勾配、屋根面の数など、さまざまな要因で費用が変わってしまうものなのです。
適切な工事費を知るためには、いくつかの業者に現地調査をしてもらい、見積書を比較するという方法が最も安全だと思います。現在、業者に貰った見積書を見て「高すぎるのでは?」と思っている方がいれば、ぜひ住まいるドクターまでご相談ください。

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