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今回は、さまざまな屋根材について、自宅の屋根に採用している屋根材ごとに「そろそろ葺き替え工事が必要かな?」と考えた方が良い症状をご紹介していきたいと思います。
屋根葺き替え工事は、表面的な屋根材だけでなく、野地板や防水シートなど、屋根下地からやり替えることができる工事で、屋根のみは新築状態にまで戻すことができ、建物の寿命にも好影響を与えてくれるリフォームと言われています。しかし、他の屋根リフォーム手法と比較すれば、最も大規模な工事となることから、工期が長く工事費用も高くなってしまうのが大きなデメリットになると考えられています。実際に、「そろそろ葺き替え時期かな…」とお考えの方であっても、できる限り工事の時期は先延ばしにしたいと考える物なのではないでしょうか?
正直、屋根の専門家からすると、こういった考え方をするのはあまりオススメできません。というのも、必要なタイミングに適切なメンテナンスを入れてあげなければ、小さな劣化を起因として他の部位にまで劣化を拡大させてしまう恐れがあるからです。実際に、屋根リフォームを先延ばしにしたことで、雨漏りが拡大してしまい、建物ごと建て替えが必要になってしまう…なんて危険もあるのです。
そこでこの記事では、屋根材別にそろそろ葺き替え工事を検討したほうが良い症状をご紹介していきます。どのような屋根材でも、注意深く確認すれば、葺き替えサインを出してくれていますので、それを見落とさないようにしましょう!
屋根の葺き替え工事は、既存屋根を一度撤去してしまい、新たに屋根下地からやり替えることができます。そのため、屋根塗装やカバー工事のように、表面的な問題改善ではなく、屋根に生じている問題を根本的に解決できるリフォーム手法となるのです。
ちなみに、日本国内では、古くから和瓦を採用した瓦屋根が人気ですが、近年は瓦の重さから敬遠される傾向にあります。現在では、瓦よりも軽量なスレート屋根や金属屋根が人気となっており、皆さんの住宅でもこのどちらかの屋根材を採用しているのではないでしょうか?
そして、屋根材が出してくれる葺き替えサインについては、採用している屋根材が何かによって異なります。ここでは、日本国内で主流となっている『瓦屋根』『スレート屋根』『金属屋根』について、それぞれの葺き替えサインをご紹介していきます。
まずは、瓦屋根の採用している場合の葺き替えサインについてです。日本国内で古くから愛されている瓦は、非常に耐久力が高いという特徴を持っており、瓦屋根は半永久的にもつなどと考えている方もいます。しかし、瓦屋根は、見た目上、特に大きな劣化症状などが生じていない場合でも、小さなズレが生じてしまっており、既に雨漏りが始まっている…なんてことも珍しくありません。
以下のような症状が見られる場合には、葺き替え工事を検討したほうが良いかもしれません。
次はスレート屋根についてです。スレート屋根は、瓦屋根よりも軽量という特徴以外にも、非常に豊富なデザイン性がある事や施工性の高さなどから、新築業界で非常に高い人気を誇っています。ただし、スレート屋根は、屋根材自身は防水性などの機能を持たず、表面に施されている塗装により各種機能を得ているということを覚えておきましょう。つまり、スレート屋根を採用する場合には、適切なタイミングで再塗装メンテナンスをしなければならず、それを怠ると一気に屋根材が劣化してしまう危険があります。
スレート屋根に生じる葺き替えサインは以下のような物です。
最後は金属屋根です。金属屋根にもさまざまな素材がありますが、近年では金属なのにサビにも非常に強いガルバリウム鋼板屋根が主流です。この屋根材は、全屋根材の中で最も軽量ですので、屋根リフォーム業界で圧倒的なシェアを誇っています。さらに現在では、新築業界でもスレート屋根に並ぶほどの採用率になっています。
金属屋根の葺き替えサインは以下のような症状です。
今回は、屋根材別に、屋根が出してくれる葺き替えサインについてご紹介してきました。この記事でご紹介したように、近年では住宅の屋根に採用される屋根材もさまざまな種類が存在しており、どの屋根材を利用しているのかによって、必要なメンテナンスが変わってしまうのです。
ただし、どのような屋根材でも、いずれ葺き替え工事が必要になると言う点は同じだと考えておきましょう。屋根は、そこに存在するだけで、紫外線や風雨の影響を受け続けますので、他の部位と比較しても特に劣化の進行が速いです。したがって、定期的な点検・メンテナンスを怠ってしまうと、いつの間にか屋根内に水が侵入しており、屋根以外の部分まで劣化させてしまうことがあるのです。
屋根は、住宅そのものや中に住む人を風雨の影響から守ってくれる非常に重要な部位ですので、適切なタイミングで必要なメンテナンスをしてあげられる体制を作っておくのがオススメですよ!
屋根葺き替え工事を検討中のお客様は、ぜひ住まいるドクターにご相談ください。
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