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憧れの天窓(トップライト)は雨漏りリスクが高い?導入するならおさえておきたいポイント

今回は、新築業界でも人気の住宅設備となっている『天窓(トップライト)』の注意ポイントについてご紹介していきたいと思います。

現在、憧れのマイホーム購入を検討している方の中には、「天窓に憧れている!」という方も多いのではないでしょうか?天窓は、建物の屋根部分に取り付けられている窓の事を指しており、天窓があれば室内に自然光を取り入れることができることや、室内換気が容易になると言う点がメリットです。特に、新型コロナウイルスの感染拡大が心配されている現在では、住宅の換気性能に着目する方が多く、住宅の換気性能を向上させてくれる天窓を必ず取り入れたいと考えているという方が増えているように思えます。

ただし、住宅に天窓を取り入れる時には、いくつか注意しておかなければならないデメリット面があるのです。ここでは、一般的な天窓のメリット・デメリットや、注意しておきたい雨漏りポイントについてご紹介していきたいと思います。

天窓のメリットとデメリット

それではまず、住宅設備としても非常に高い人気を誇る天窓について、導入することにどのようなメリットがあり、逆にどのようなデメリットが生じてしまうのかをご紹介していきましょう。なお、天窓にも、窓の開閉ができない天窓と換気ができる開閉式天窓の2種類の分類があるのですが、コロナ禍の現在では換気性能向上を考えて、後者の天窓を検討する方が多いように思えます。

天窓のメリット

それではまず、天窓のメリット面からご紹介します。天窓を導入した場合の主なメリットは以下のような事だと言われています。

  • ●自然光を取り入れることで電気代削減効果が期待できる
  • ●開閉式天窓であれば、換気性能向上が期待できる
  • ●壁面窓よりも部屋の奥まで光が届く
  • ●防犯性が高い
  • ●開放感がある間取りを実現できる

天窓のメリットは上記のような点です。天窓を取り付けておけば、自然光を取り込めますので、日中であれば照明が必要なくなるなど、電気代削減効果が期待できます。さらに、開閉式の天窓であれば、室内の通気性を高めることができ、住空間の快適性を高めることができます。コロナ禍の現在では、小まめな換気を求められますので、この換気性能の良さが非常に大きなメリットになります。

なお、壁面窓に比べると、周辺の目を気にせずに換気や光を取り込むことができ、住宅のセキュリティ面を向上させることも可能です。夏場などは、夜寝る時でも、天窓であれば侵入される心配もありません。

天窓のデメリット

次は、天窓を取り入れることで生じてしまうデメリットをご紹介していきましょう。こういった住宅設備に関しては、デメリット面も慎重に検討しておかなければ、いざという時に困ってしまいます。天窓の主なデメリットは以下のようなポイントです。

  • ●雨漏りリスクが高くなる
  • ●結露の発生で、天窓周りの木材が傷んでしまう
  • ●雨音がうるさい

天窓最大のデメリットは、雨漏りリスクが高くなってしまう…と言う点です。天窓は屋根に穴をあけて取り付けるものですので、天窓がない住宅よりは確実に雨漏りリスクが高くなります。最近では、雨漏りがしにくいということを売りにした製品が登場していますが、どのような天窓を設置したとしても「絶対に雨漏りしない!」とは言えません。さらに、必ず経年劣化してしまいますので、メンテナンスを怠ると、最新の製品でも意外と簡単に雨漏りしてしまいます。
また、冬場などになると、室内と外気の気温差が大きくなることから、天窓周辺に結露が生じてしまいます。そして、天窓に生じた結露によりその周辺の木材が腐食したり、カビを発生させたりというリスクが考えられるのです。他にも、天窓を導入した方の中には、「想像以上に雨音がうるさい…」ということから、天窓の設置自体に後悔しているという人も少なく無いと言われています。
天窓の導入時は、この辺りのデメリット面もしっかりと検討しておく必要があります。

天窓の雨漏りポイントについて

それでは、天窓を導入することで雨漏りリスクが高くなってしまうのは「なぜなのか?」についてもご紹介していきましょう。上述したように、天窓は屋根に穴をあけて設置するものです。ただし、天窓を設置することが雨漏り原因にならないよう、しっかりと防水処理はなされているはずですよね。
それでは、きちんと防水処理がなされているはずの天窓で、雨漏りが発生してしまうのはなぜなのでしょうか?ここでは、築年数の違いによる雨漏りの注意点をご紹介しておきます。

築10年以内の雨漏りについて

築10年以内の住宅で、天窓から雨漏りが発生した場合は、施工不良が原因となっている場合も多いです。経年劣化してしまう天窓ですが、10年以内で製品そのものが劣化してしまうことなど考えられません。もちろん、天窓の設置はメーカーのマニュアル通りに行うのですが、工事は人間が行いますので、ミスなども考えられます。

なお、新築10年以内に雨漏りが発生した場合、施工業者が瑕疵担保責任を負わなければならないため、施工会社の責任で修理してもらうことができるでしょう。したがって、まずは施工を依頼した業者やハウスメーカーなどに連絡してください。

築10年以上の雨漏りについて

次は、築年数がそれなりに経過した住宅において、天窓から雨漏りが発生する場合です。この場合、天窓の防水処理のために施工されているさまざまな部材の劣化により、雨漏りが発生したと考えられます。例えば、天窓には防水のため、ゴムパッキンが施工されるのですが、10年以上経過していれば劣化してしまい、隙間が生じてしまうことがあるのです。そうなると、そこから雨水が侵入してしまいます。また、防水テープなどの劣化も雨漏り原因となってしまうでしょう。このような経年劣化が原因となる雨漏りに関しては、家主負担で修理しなければいけませんので、専門業者に相談しましょう。

なお、築年数が20年を超えてくると、天窓自体の劣化が原因となる雨漏りも考えられます。この場合は、部分的な補修ではすぐに雨漏りが再発してしまう危険がありますので、天窓ごと交換する必要があると考えましょう。

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結露を雨漏りと勘違いする人も多い

このように、天窓はさまざまな理由から雨漏りを引き起こしてしまう可能性があります。ただし注意が必要なのは、冬場になると天窓周辺で結露が発生しやすいということです。実は、天窓から雨漏りしていると相談を受けて、実際に調査してみると、結露が原因だった…という事例は少なくありません。

冬場に天窓周辺から水滴が落ちてきた場合、結露の可能性もあるということを覚えておきましょう。例えば、雨の日でないのに水滴が落ちてきた…などという場合は、雨漏りではなく結露だと考えられます。なお、自分では判断できなくて心配…という場合は、専門業者に相談してみるのがオススメですよ。

まとめ

今回は、住宅設備の中でも非常に高い人気を誇っている『天窓』についてご紹介してきました。天窓は、自然光を取り込めるため、照明にかかる電気代を削減できることや、コロナ禍の中で換気性能の向上が見込めるなど、Withコロナ時代の住宅に非常に適した設備と考えられています。実際に、現在新築戸建て住宅の購入を検討中の方の中には、天窓の設置を検討しているという方も多いのではないでしょうか?

しかし、天窓は、屋根に穴をあけて設置するものですので、天窓がない住宅と比較すれば、確実に雨漏りリスクが高くなるということを忘れてはいけません。特に、普段は目につかない場所にあることから、天窓のメンテナンスを怠ってしまい、気付いたときには天窓周辺の木材がダメになっていて葺き替え工事まで必要になる…なんてケースも少なく無いのです。
天窓を設置する場合には、この記事でご紹介したようなデメリット面の事もしっかりと頭に入れておきましょう。

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