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「そろそろ屋根修理が必要?」屋根が出す屋根補修が必要なサインについて

今回は、屋根材ごとに屋根補修を検討したほうが良い劣化症状についてご紹介していきたいと思います。住宅の屋根は、中に住む人を日射や風雨から守ってくれる非常に重要な部位です。逆に言えば、常に日射による紫外線や風雨の影響を受け続けている部分となりますので、そこにあるだけで徐々に劣化が進行してしまっているのです。

例えば、住宅で雨漏りが始まった時には、誰でも『突然!』雨漏りが発生した…と考えてしまうものですが、実際には日常生活上で徐々に屋根の劣化が進行しており、住人さんがその劣化に気付けなかったことで雨漏りにまで発展してしまっているというのが真相です。つまり、普段から屋根の状態を小まめに点検しておき、屋根の劣化症状がまだ小さなうちに補修しておくことで、雨漏りなどの致命的な劣化を防ぐことができるのです。
そして、屋根というものは、「屋根補修が必要だ!」というサインをしっかりと出してくれていますので、住人さんがそれぞれの劣化サインの意味を知っておくことで、適切なタイミングで屋根補修を行うことができるようになるのです。この記事では、現在、日本国内で主流となっている『瓦屋根』『スレート屋根』『金属屋根』の3種類について、それぞれの屋根補修サインをご紹介しておきます。

瓦屋根の補修サインについて

まずは日本国内で古くから使用されている瓦屋根の補修サインです。『瓦』は非常に耐久力が高いということが特長ですので、瓦屋根はメンテナンスフリーだと勘違いしてしまっている方も多いです。しかし、瓦屋根には漆喰や木材などの副材も多く使用されており、それらは瓦ほどの耐久力がありません。つまり、瓦屋根でも定期的なメンテナンスが必須だということです。以下のような症状が出ている場合、屋根補修が必要だと考えましょう。

棟瓦の劣化

屋根の頂上部分にあるのが棟瓦です。建物の中でも最も高所に位置しますので、地震や強風の影響を受けやすく、歪んでしまうなどの不具合が生じやすいです。屋根の下から見ただけではなかなか気付きにくいのですが、この棟瓦に歪みが生じていれば屋根補修をする必要があります。

瓦の割れや欠け

上述したように、瓦は非常に耐久力が高いことが特長です。基本的にちょっとやそっとの衝撃ではびくともせず、中には100年以上現役で使用できる場合もあるのです。しかし、そのような瓦でも「絶対に割れない」というわけではなく、飛来物が衝突した…凍害の影響…などで割れてしまう場合もあります。瓦の割れは、屋根材全体のズレにもつながりますので、見つけた場合は早急に補修する必要があります。特に、台風の後などは注意しましょう。

瓦のズレ

瓦の一部がズレている…外れている…などと言った場合、そこから雨水の侵入を許してしまう恐れがあります。特に、築年数の経過した瓦屋根の場合、屋根土の上に並べて噛み合わせることで固定力を得ているだけという場合があり、地震の揺れなどで固定力が緩んでズレてしまう…ということが多いです。一か所でもズレてしまうと、そこからどんどんズレが広がりますので、できるだけ早く正常な位置に戻す必要があります。

漆喰の劣化

棟瓦には漆喰が施工されています。漆喰は、屋根のできる隙間を埋めることや、屋根材の固定が主な目的です。この漆喰は、施工してから空気と反応し、徐々に硬化していくのですが、10年を経過すると徐々にひび割れが目立つようになります。それを放置してしまうと、ボロボロになって崩れてしまいます。屋根の隙間を埋めることが目的ですので、漆喰の劣化は雨漏りを誘発してしまいます。漆喰の劣化を発見した場合には、できるだけ早く補修しましょう。

スレート屋根の補修サインについて

次はスレート屋根の補修サインです。カラーベストやコロニアルと呼ばれる薄い板状の屋根材がスレート屋根で、瓦屋根と比較すると、非常に軽量なことや安価で施工できることがメリットになります。このスレート屋根に関しては、表面の塗装により各種屋根効果を得ているという特徴があるため、定期的な再塗装工事が必要不可欠です。
スレート屋根の補修サインは以下のような症状です。

棟板金の不具合

スレート屋根では、屋根の頂上部分に棟板金が施工されています。これは、2つの屋根面が交差する場所にできる隙間を埋めることが目的です。
棟板金は、釘やコーキングなどでしっかりと固定されているのですが、経年劣化によりその固定が緩んでしまいます。そして、固定が緩んでしまうと、板金が浮いてしまい、隙間から水が浸入する、強風が吹きこんで剥がれてしまう…という被害が生じます。したがって、定期的に棟板金が緩んでいないか確認し、釘の浮きなどが見られた場合には早急に補修しましょう。なお、風が強い日に屋根からガタガタ音が聞こえる…なんて場合は、高確率で棟板金が浮いています。

棟板金のサビ

棟板金は、ガルバリウム鋼板など、サビに強い金属が採用されていますが、絶対にサビないわけではありません。そして、板金がサビてしまうと、屋根材の劣化を早めてしまうことになります。棟板金が目に見えてサビている…という場合には、早めに交換するなどの対処がオススメです。

屋根材の割れや欠け

スレート屋根は、非常に薄く成形されていますので、ちょっとした衝撃で割れや欠けが生じてしまう場合があります。場所によっては多少の割れや欠けであれば影響が出ない場合もあるのですが、雨漏りを引き起こしてしまうリスクがありますので、見つけた時には早めに対処するのがオススメです。なお、割れや欠けが多数みられる…という場合は、早急に専門業者に点検してもらいましょう。

屋根が色あせて見える

スレート屋根は、表面に施されている塗装によって各種効果を得ています。そして、屋根が色あせて見える…という場合は、その表面塗装が劣化し始めているサインです。他の補修サインに比べると、急を要すものではないのですが、屋根の再塗装の時期が近付いていると考えましょう。

なお、これを放置してしまうと、屋根表面にカビやコケが繁殖してきます。こうなってしまうと完全に表面塗装の効果が切れていますので、すぐに専門業者に連絡し必要な修理を提案してもらいましょう。場合によっては、再塗装ではなくカバー工事などの大規模リフォームが必要です。

スレートの反り

スレート屋根において、表面塗装の効果が切れてしまうと、屋根材が水を含んでしまうことになります。そして、「湿潤⇒乾燥」を繰り返すことで、徐々に四隅が反り返ってしまう…という症状がでます。この状態で台風などの強風があると、一気に屋根材が剥がれてしまう…などという被害が考えられます。

金属屋根の補修サインについて

最後は、近年非常に高い人気を誇る金属屋根の補修サインです。一昔前の金属屋根は『トタン屋根』などと呼ばれるものが主流だったのですが、現在ではサビなどにも非常に強く圧倒的に軽量なガルバリウム鋼板屋根が主流です。もともと、スレート屋根のカバー工事などで採用されるなど、屋根リフォーム業界で人気だったのですが、2015年には新築業界でもトップシェアを誇るようになったと言われています。
金属屋根の補修サインは、以下のような症状です。

棟板金の不具合

スレート屋根同様、屋根の頂上部分には棟板金が施工されています。したがって、棟板金の固定の緩みや浮きに注意しなければいけません。

雨漏りや二次被害を防ぐ!棟板金交換についてはこちら

屋根の色あせ

金属屋根も、表面に塗装が施されています。製品によっては、表面塗装も非常に長い保証がついているものがあるのですが、そうではない屋根材の場合、約10年程度で色あせが見られるようになります。屋根の色あせは、再塗装工事が近づいているサインと考えましょう。

屋根材のサビ

ガルバリウム鋼板屋根は、非常にサビに強いと言われていますが、金属であることは間違いないので「絶対にサビない」わけではありません。例えば、飛来物が屋根に衝突し、傷が入ってしまった場合、その部分のメッキが剥がれてしまい、サビてしまうことがあります。他にも、屋根材を固定する釘から貰いサビがあるなど、サビてしまうこともあるのです。
サビを放置してしまうと、その部分に穴が開いて雨漏りを誘引してしまう危険がありますので、早期に補修するようにしましょう。

まとめ

今回は、住宅の屋根について、屋根材ごとの補修サインをご紹介してきました。この記事でご紹介したように、日常生活で注意深く屋根の状態を確認しておけば、屋根がきちんと『補修サイン』を出してくれていることがわかります。こういったサインの意味をおさえておき、定期的に自分で確認するようにしておけば、屋根が致命的に劣化してしまう前に適切なメンテナンスをしてあげることができるようになるはずです。

屋根修理などは、「何かあれば修理をすれば良い!」と考えている方が多いかもしれませんが、屋根の専門家からすると、その考え方はあまりオススメできません。というの、雨漏りが発生したということは、住宅内に水が侵入してしまっている証拠ですので、本来は関係のない場所まで水が回ってしまい、建物自体の劣化を進めてしまう恐れがあるのです。
住宅を長持ちさせたいのであれば、この記事でご紹介したような補修サインを覚えておき、適切なタイミングで適切な処置を行える体制を作るのがオススメです。そうすることで、大規模リフォームのスパンを遅くすることもでき、建物の維持にかかるコストを大幅に削減することができるはずです。

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