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屋根の手抜き工事に注意!雨漏りが発生すると住宅全体の問題になる!

皆さんは、屋根修理が必要になった時や屋根リフォームを考えた際、どのようにして業者探しをしているでしょうか?最近では、インターネットで「屋根修理 (地名)」などと検索すれば、その地域で屋根の修理を行ってくれる業者のサイトがたくさん表示されるため、ネット検索で表示された業者にとりあえず電話してみるという方が多いと思います。

しかし、注意が必要なのは、インターネットで表示されるそういった業者が、「本当に屋根の専門業者なのか?」ということなのです。最近では、屋根リフォームを請け負う業者がたくさん存在しているのですが、中には屋根の専門知識などないにもかかわらず、目先の工事金を目当てに屋根業者を装うリフォーム業者もいるのです。実際に、内装リフォームなどを中心に活動している工務店などが、屋根工事の経験がないにもかかわらず、強引に契約して工事を行い、工事後雨漏りに発展してしまった…なんて事例が増加していると言われています。

屋根は、住宅の中でも特に専門性が高い部分と言えますので、工事を依頼する際には屋根に関する専門知識をきちんと持っているのか?ということをしっかりと見極めなければいけません。そうしなければ、手抜き工事をされてしまい、工事したせいで逆に雨漏りが始まる…なんて残念な未来が待っているかもしれないのです。ちなみに、雨漏りというものは、住宅内のさまざまな木材を劣化させてしまいますので、家の寿命そのものを大幅に縮めてしまう非常に危険なものと考えなければいけません。
そこでこの記事では、実際によくある屋根修理の手抜き工事例や手抜き工事を防ぐための対策をご紹介していきます。

屋根の手抜き工事事例をご紹介!

それではまず、よく見かける屋根工事の手抜き工事事例をいくつかご紹介していきたいと思います。冒頭でご紹介したように、近年では屋根の専門知識がないにもかかわらず、屋根工事業界に進出しているリフォーム業者が増えています。屋根工事は、一見すると通常の住宅リフォームとあまり変わらないように見えるのですが、釘の打ち方を一つ間違うだけでも雨漏り原因になってしまうなど、非常に専門性が高い工事になるのです。

以下でご紹介するような工事を実際に行われていた場合、その業者は屋根の専門業者ではないと判断しましょう。

棟板金の脳天打ち

スレート屋根や金属屋根では、屋根の頂上部分に棟板金が設置されます。この棟板金は、釘やコーキングなどで固定するのですが、屋根の知識がない業者が施工してしまうと「脳天打ち」によるトラブルを引き起こす可能性があります。屋根の頂上部分ですので、住人の方が確認することも難しく、雨漏りが発生して初めて手抜き工事に気付く…というパターンが多いです。

『脳天打ち』とは、棟板金に使用する釘を頭打ちにすることを指しているのですが、これは棟板金の取り付けでは絶対に行ってはいけない工作です。脳天打ちをしてしまうと、釘穴から雨水が浸水してしまうため、雨漏り原因となるのです。棟板金の釘は、必ず横から釘留すると覚えておきましょう。

屋根塗装時に『縁切り』をしていない

スレート屋根の塗装工事の際によくある手抜き工事です。屋根塗装は、表面に塗料を塗ればおしまいと考えているかもしれませんが、『縁切り』と呼ばれる工程を省いてしまうと、せっかくの塗装工事が雨漏り原因になってしまう可能性があります。

現在スレート屋根を採用している方であれば、屋根材と屋根材の間に隙間が見えると思います。この隙間は、屋根内に侵入した雨水の排水や結露水の排水に非常に重要な役割があります。塗装工事で、縁切りと呼ばれる工程を省き、屋根材同士が塗料でくっついてしまうと、屋根内部に侵入した水の逃げ場がなくなり、屋根下地が腐食して雨漏りの原因となるのです。
しっかりとした屋根の知識を持っている業者が屋根塗装を行う場合、必ず縁切りを行います。

『3回塗り』を行わない

これは、外壁塗装の手抜き工事でも非常に多い手口です。屋根や外壁の塗装工事を行う際、しっかりとした強靭な塗膜を作るためには、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本となります。この3回塗りを行うことで、塗料の持つ機能を最大限発揮することができるのです。

しかし、屋根塗装の場合、常に住人の方が見張っていることが難しいため、3回塗りをせずに2回塗りで済ませてしまう業者がいるのです。これに関しては、業者の知識不足が原因ではなく、コスト削減のためという業者の悪意になります。手抜き工事で2回塗りで済まされた塗装の場合、本来10年の耐用年数があるような塗料でも、かなり早く塗装剥がれが起こってしまう可能性があります。塗装工事の手抜き工事は、工事完了直後は手抜きでもきれいに見えてしまうことから、住人の方もなかなか気付くことができないため、最初の業者選びが非常に重要です。

『雨仕舞』の不備

屋根の専門知識がない業者に屋根修理を依頼してしまうと『雨仕舞』が中途半端に終わって、工事後すぐに雨漏りが始まる…なんてことがあります。

例えば、屋根と外壁の取り合い部分のコーキングが甘く、隙間が残っていたことで屋根内に雨水が侵入する…、板金不足で隙間ができている…、などといった手抜き工事はよく見かけますので注意しましょう。

手抜き工事を防ぐには?

ここまでの説明で分かるように、屋根修理や屋根リフォームで手抜き工事をされてしまうと、せっかく依頼した工事が雨漏り原因になってしまうなど、非常に残念な未来が待っているのです。それでは、手抜き工事をされないためにはどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、手抜き工事を防ぐためにおさえておきたいいくつかのポイントをご紹介しておきます。

専門業者に仕事を依頼する

屋根修理で手抜き工事を防ぐためには、本業が屋根工事である専門業者に工事を依頼するということが非常に重要です。上述していますが、屋根工事というものは非常に専門性が高いもので、釘の打ち方一つを間違ってしまうだけでも雨漏り原因になってしまうことがあるのです。

したがって、屋根に関する専門的な知識を持っているのかしっかりと確認したうえで工事を依頼するようにしましょう。業者が専門知識を持っているのかの見極めは、ホームページなどでその業者の施工実績を確認してみる、業者名でネット検索し口コミ情報などを調べてみるなどと言った方法が手っ取り早いです。また、実際に現地調査をしてもらった際に、「なぜその工事が必要なのか?」「なぜその金額になるのか?」など、根拠のある説明をしてもらえるのかも見極めポイントの一つになるでしょう。根拠のない説明で、大掛かりな工事ばかり勧めてくるようであれば、工事金が目当ての手抜き業者の可能性があります。

相見積もりをとる

屋根修理や屋根リフォームを行う際には、必ず複数の業者から相見積もりをとるのがオススメです。屋根は、住宅の状態によって必要な工事が変わってきますので、他のリフォームのようにわかりやすい定価のような物がありません。したがって、工事を依頼する住人の方が、自分が求める工事の相場などがつかめていないことがほとんどなのです。

複数の業者に見積もりを依頼すれば、工事の相場感も掴めますし、自分の家にどんな工事が必要なのかもある程度分かると思います。これは、悪徳業者に不当な高額請求をされないためにも重要な工程ですので、面倒に思わず時間を作って最低3社程度に現地調査と見積りの作成を依頼するようにしましょう。

無知でないことをアピールしておく

上述しているように、屋根にまつわる工事は専門性が高い工事となります。したがって、手抜き工事を行う悪徳業者は住人の無知を良いことに「どうせ気付かれない」と考えて手抜きをするのです。

したがって、手抜き工事を防ぐためには、あなたが一定の知識を持っているということをアピールしておくのが有効なのです。例えば、業者との前打ち合わせの段階で「塗装は3回塗りしてくれるのですよね。」「縁切りはしてくれるのですよね?」などと、業者に質問すれば「この人は屋根に関する知識を持っているから手抜きできない」と考えるわけです。

家をできるだけ長持ちさせようと思えば、定期的なメンテナンスは欠かせませんし、よくある塗装工事や屋根リフォームの最低限の知識は持っておくのがオススメです。そうすれば、悪徳業者のウソも見抜けますし、手抜き工事をされてしまうリスクも大幅に減るはずです。

まとめ

今回は、屋根修理や屋根リフォームにおいて、住人が気付かないうちに行われてしまうことがある手抜き工事事例や、あなたが手抜き工事の被害に遭わないようにするためにどうすれば良いのかということについてご紹介しました。

この記事でもご紹介しましたが、近年では、屋根の専門知識を持っていないような業者が屋根修理業界に進出してきており、そういった業者に工事を依頼したことが原因となる雨漏り被害が増加していると言われています。実際に、弊社が屋根修理の問い合わせを受けて現地調査を行った際には、信じられないような工事が行われていることもあるのです。

手抜き工事といっても、業者の知識不足によるものと悪意によるものなど、いくつかのパターンが存在します。こういった被害から自分を守るためには、経験豊富な屋根の専門業者を見極めるための目が重要になると覚えておきましょう。

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