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突然の雨漏り…修理を依頼する前におさえておきたいポイント

住宅で突然雨漏りし始めた場合、誰もが焦ってしまうことでしょう。当然、雨漏りが発覚した場合には、専門業者に依頼して修理しなければならないのですが、修理を依頼するにも費用がかかりますので、生活にあまり支障がない場所であれば、しばらく放置してしまう人も少なくないのが現実です。しかし、住宅で雨漏りが発生しているのであれば、大切な住宅に何かしら悪いことが起きている証拠です。

特に、住宅の雨漏りは、誰もが「突然発生した!」と考えるものですが、台風や地震などの自然災害による被害を除けば、『突然雨漏りが発生する…』ということの方が少ないのです。どういうことかというと、住宅で発生する雨漏りは、そこに住む人が気付かないうちに屋根や外壁の小さな劣化から徐々に水が侵入してしまい、最終的に住人が気付いたときに『突然雨漏りが…!』となるわけです。つまり、あなたが雨漏りに気付くまでに、雨漏りの原因箇所以外にも水が回ってしまっており、関係のない場所まで劣化を進めている可能性があるということです。

したがって、雨漏りを確認したときには『しばらく様子を見る…』なんて余裕はなく、できるだけ早く専門業者に修理を依頼すべきものなのです。ここでは、住宅で雨漏りを発見した場合、後悔しないためには「何を考えれば良いのか?」についてご紹介していきます。

雨漏りを発見したときは、まずこれ確認!

住宅で雨漏りが発生した場合には、焦って手当たり次第、目についた修理業者に連絡するという行動をとる方もいます。もちろん、雨漏りは出来るだけ早く修理したほうが良いのも事実ですし、完全に間違った手法とは言えないのですが、本来は修理業者に連絡する前に、確認しておきたいポイントがいくつかあるのです。
何も考えず、すぐに解決に導こうと行動するのも「絶対にダメ!」とは言えませんが、間違った解決方法を選んでしまう危険性もはらんでいますので、まずは以下でご紹介するポイントをチェックしましょう。

雨漏り状況の確認をする!

一つ目は、「どこで雨漏りが発生しているのか?」や「どういった条件で雨漏りが発生したのか?」といった、正確な雨漏り状況の確認です。

多くの方は「雨漏りは屋根の不具合から発生する…」と考えているのでしょうが、実は雨漏りの原因となる場所は屋根だけではありません。例えば、外壁に亀裂が入っていて、そこから雨水が侵入する…窓枠などに使用されているコーキングが劣化してしまい、隙間ができている…など、住宅のさまざまな場所が雨漏り原因となりうるのです。そのため、住宅の雨漏り修理は『原因の特定』が最も難しく、雨漏り原因の特定ができれば、修理の80%は完了したと言われるほど重要になるのです。

突然雨漏りが発生した場合には、まず落ち着いて、雨漏りが発生した時の雨の降り方やどういった症状が出たのかをチェックし、それを業者さんにきちんと伝えれるようにしましょう。そうしないと、雨漏り原因の特定ができず修理を進めてしまい、すぐに雨漏りが再発した…なんて結果になりかねません。確認しておきたいポイントは以下を参考にしてください。

  • 雨漏りが起きた時の状況を確認!
    雨がどの程度降った時に雨漏りしたのか?横殴りの雨だったか?何時間程度雨が続いたのか?など、雨漏りが発生した時の雨の状況を詳しくおさえておきましょう。
  • 築年数を確認!
    築年数によって修理内容が大きく変わる場合があります。また、以前雨漏りしたことがあるのであれば、その時の状況やどういった修理を行ったのかも業者さんに伝えられるようにしましょう。
  • 建築時の保証内容を確認!
    まだそこまで築年数が経過していない建物であれば、建築時の保証内容を確認しましょう。保証期間内の修理に雨漏りが含まれているのであれば無償で修理してもらえる可能性があります。

突然の雨漏りでも、落ち着いて上記のようなポイントはチェックしておきましょう。

築年数で修理内容が異なる

上でも少し触れましたが、雨漏りが発生した場合、住宅の築年数によって修理内容が変わります。大まかに分類すると「築10年未満」「築10~20年」「築20年以上」が目安となります。
それぞれどういった点が変わってくるのかを以下でご紹介しておきます。

  • 築10年未満で雨漏りした場合
    築10年未満など、まだ新しい住宅で雨漏りが発生した場合、建設時の施工不良が雨漏りの原因となっている場合があります。日本の法律には「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」というものがあり、雨漏りに関しては10年の保証期間が必ずついています。したがって、想定外の自然災害以外で雨漏りが発生したなどでなければ、建築時の施工会社に無償で修理してもらえる場合があると覚えておきましょう。
  • 築10~20年で雨漏りした場合
    この場合、屋根や外壁部分など、建物の一次防水を担う外装部分や、その外装の下にあるルーフィング(防水シート)などの二次防水の劣化によって雨漏りが発生している可能性があります。まずは、上述したポイントを業者さんに伝え、雨漏り原因の特定をしてもらいましょう。何が原因となっているのかがわかれば、適切な修理が可能となります。
  • 築20年以上で雨漏りした場合
    築20年以上経過している建物で雨漏りが発生した場合、雨水の侵入により屋根下地の木材まで劣化が進行している可能性が高いです。したがって、表面的な雨漏り修理ではなく、葺き替え工事や外壁材の張替えなど、根本的な原因解決が必要になり、工事が高額になりがちです。

雨漏り修理は、上述のように築年数によって必要な工事内容が異なるのです。ちなみに、火災保険に入っている場合には、雨漏り修理に保険が適用できる場合があるので、ご自身が加入している火災保険の契約内容も確認しておくことをオススメします。火災保険は、万一の火災に適用できるものと考えている人が多いですが、『風災補償』『雹災保証』などの特約があります。例えば、風災補償は台風の強風によって住宅に被害が出た場合、それを補償してくれるものですので、雨漏り修理にも利用できる場合があるのです。

修理業者選びは慎重に!

最後は、雨漏り修理を依頼する業者選びについてです。ここまでいろいろとご紹介してきましたが、雨漏り修理で最も重要になるのが、この「業者選び」と言っても過言ではないでしょう。

住宅の雨漏りは、複雑な原因が重なり合って発生していることが多いため、『雨漏り原因の特定』は熟練の職人でも難しいものです。実際に、雨漏り修理のため現地調査を行ったとしても、雨漏り症状が再現できない…ということも珍しくなく、「雨漏りを絶対に止めます!」といった事が言えないのが現状なのです。

したがって、雨漏り修理は、雨漏り原因をきちんと特定できる優良な業者をきちんと選ばなければいけません。中には、雨漏り原因の特定のための、散水調査などもせずに遠目で見ただけで修理内容を決める業者さんもあると聞きますが、原因の特定もせずに修理をしたのでは、修理しても雨漏りが止まらず、何度も修理しなければならない…など、無駄な出費がかさんでしまう結果となるのです。

雨漏り修理は、安さよりも「一度できちんと止める」というのが重要ですので、依頼を考えている業者さんの施工事例などを確認し、本当に信頼できる業者なのかを慎重に検討するようにしましょう。

まとめ

今回は、住宅で突然雨漏りが発生した場合、焦って業者さんに連絡する前におさえておきたいポイントをご紹介しました。

この記事でご紹介したように、住宅の雨漏りは、さまざまな原因が考えられ、さらにいろいろな劣化が複雑に重なり合って発生している場合がありますので、原因の特定が非常に難しいものです。したがって、「雨漏りは〇〇をすれば直る」などといった特定の修理方法もなく、症状によって最適な修理内容を選択しなければいけないのです。未熟な修理業者に依頼すると、何度修理しても雨漏りが止まらない…なんてことになりかねませんので、修理を依頼する前に「何が原因で、どんな修理をするのか?」きちんと質問するようにしましょう。きちんと雨漏りを止められる業者さんであれば、明確に原因と必要な修理内容を答えてくれるはずです。逆に、これに明確に答えられない業者であれば、かなり不安ですので、修理を依頼するのはやめた方が良いでしょう。
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