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雨漏りは外壁が原因となることも!雨漏りを防ぐために知っておきたい外壁の防水性について

今回は、誰もが未然に防ぎたいと考えている住宅の雨漏りについて、一般の人が意外と見落としがちな外壁の防水性についてご紹介したいと思います。

皆さんは、住宅で発生する雨漏りは、何が原因となりどこから発生するものだと考えていますか?多くの方は、台風などの自然災害により、屋根に何らかの破損が生じてしまうことで、雨漏りが発生してしまう…など、住宅の雨漏りは屋根が原因となると思っているのではないでしょうか?
当然、屋根からの雨漏りが多いのは間違いないのですが、実は住宅の雨漏りトラブルというものは、屋根のみが原因となるわけではなく、外壁に何らかの問題が生じて雨漏りが発生することも少なく無いのです。例えば、外壁の表面に施されている塗装の効果がなくなってしまい、防水効果が得られなくなってしまった…という場合や、外壁に亀裂が入ってしまいそこから水が侵入してしまう…なんてことは珍しい事ではありません。

そこでこの記事では、普段から皆さんが目にする機会も多い外壁について、雨漏りさせないためにおさえておきたい外壁の防水性をご紹介していきます。

外壁塗装が雨漏りから守ってくれる!

皆さんは、外壁表面に施されている塗装については、何のために行われているのだと思いますか?多くの方は、外壁塗装は建物の外観イメージを良くするために行われるもの…程度に考えているのではないでしょうか。

実は、外壁に施される塗装というものは、外観イメージを綺麗にするだけでなく、「建物を雨水から守る!」という重要な役割も持っているのです。外壁は、表面に塗料を塗ることで、塗料の膜(塗膜)が形成されることになり、雨水の侵入を防ぐ防水効果が得られるのです。さらに最近の塗料に関しては、断熱や遮熱、セルフクリーニング機能などを外壁にもたらすこともできるようなものまであります。

建物にとって雨水というものは天敵であり、気付かないうちに建物内部に水が侵入してしまうと、内部の木材を腐食させてしまい、住宅全体の強度低下を招くなど、さまざまな問題が生じます。そのため、住宅のあらゆる部分にさまざまな防水処理が施されており、外壁に関してはその対策の中でも最も外側に位置するのが外壁塗装の塗膜となるわけです。
逆に言えば、最も外側に位置するため、常に紫外線や風雨の影響を受け続ける部分となってしまい、それらの外的要因によって日々徐々に劣化が進行してしまうのです。当然、塗膜の劣化が進行してしまえば、本来持つはずの防水機能が低下してしまい、いずれ雨水の侵入を防ぐことができなくなってしまうのです。

つまり、外壁の塗装というものは、表面で雨水の侵入を防ぐ非常に重要なもので、劣化が進む前にきちんとメンテナンスをしてあげなければいけないのです。早めのメンテナンスを心がけておけば、内部への水の侵入を防ぐことができ、建物の寿命を延ばすことにもつながるのです。

外壁の防水機能低下を見極めるポイント

住宅の雨漏りを防ぐためには、外壁塗装がどれだけ重要なものなのかわかっていただけたと思います。しかし、雨漏りを引き起こしてしまう外壁部分の劣化は他にもたくさんあるのです。

例えば、外壁材の目地やサッシ回りに施工されているコーキングなどは、外壁にできる隙間を埋めて防水性を高めていますので、コーキングの劣化を放置すれば雨漏りにつながります。他にも外壁のクラック(亀裂)なども水の侵入口となってしまうため、雨漏りを未然に防ぐためには、早めの対処が必要なのです。
外壁の劣化については、普段の生活の中でも目を向けることができますので、どういった症状が出ていれば「防水機能が低下しているかな?」と判断できるのかを知っておけば、雨漏りを引き起こす前に対処することができるようになります。そこでここでは、外壁の防水機能低下を知らせてくれるサインをご紹介しておきますので、以下のような症状がみられた場合には、できるだけ早く専門業者に点検してもらうようにしましょう。

  • 外壁が色あせている
    外壁塗装の艶が無くなってきた…、色あせがみられる…と感じた場合、塗膜が劣化し始めたサインと考えましょう。本来このタイミングで再塗装工事などのメンテナンスを入れるのがオススメです。
  • チョーキングが起きている
    チョーキング現象とは、外壁表面に手で触れると、手のひらにチョークの粉の様なものがつく現象のことです。これは、紫外線や雨によって塗膜が劣化してしまい、粉のような状態になるから起きるものです。チョーキングは、塗膜が完全に劣化してしまい、防水機能が低下しているサインですので、できるだけ早く再塗装などのメンテナンスを行いましょう。
  • 外壁表面に汚れが
    外壁表面がホコリやカビなどで汚れている場合、塗膜の効果がきれている可能性が高いです。また、こういった汚れは、外壁に熱がこもりやすくなってしまい、塗膜の劣化をさらにはやめてしまいます。すぐに雨漏りするようなことはないでしょうが、一度点検してもらうことがお勧めです。
  • 塗装剥がれが起きている
    既に塗装剥がれが起きている場合、非常に危険だと判断しましょう。上述したように、外壁は表面の塗装によって防水機能を得ているため、塗膜が剥がれてしまってはいつ雨漏りが発生してもおかしくないのです。できるだけ早く補修しましょう。
  • 外壁にクラックがある
    外壁に幅0.3mm以上、深さ5mm以上の目に見えるクラックがある場合、そこから雨水が侵入してしまい、雨漏りが発生する危険があります。また、大きなクラックは建物の構造的強度にも悪影響を与えてしまいますので、早めに業者に見てもらいましょう。
  • コーキングの劣化
    外壁材の目地やサッシ周り、換気扇などの開口部にはコーキングが施工されています。このコーキングは、約5年経過すれば徐々にひび割れなどが生じはじめ、7年程度経過すれば脱落してしまうなどの症状が出ます。コーキングは外壁の隙間を埋めるために施工されますので、この劣化は雨漏りを引き起こしてしまいます。

まとめ

今回は、住宅で発生する雨漏りを未然に防ぐためにおさえておきたい、外壁の防水機能についてご紹介してきました。この記事でご紹介したように、「雨漏りは屋根の不具合が原因」と考えている人が多いのですが、実は外壁の劣化を起因とする雨漏りも少なく無いのです。特に近年外壁材の主流となっている窯業サイディングに関しては、外壁材自体が防水機能を持っているのではなく、表面に施される塗装によって防水性を持たせるのが普通なのです。

したがって、窯業サイディングを採用している住宅であれば、「外壁塗装が色あせてきたな…」と感じた場合には「雨漏りのリスクが高くなってきた」ということと同じ意味なのだととらえておいた方が良いでしょう。なお、外壁からの雨漏りに関しては、外壁塗装の劣化以外にも、外壁に生じる隙間を埋めるためのコーキングが劣化してしまっている…という場合も多いので注意しましょう。
屋根の劣化に関しては、専門知識の無い一般の人が劣化サインに気付くのもなかなか難しいのですが、外壁の防水機能低下に関しては、普段の生活の中で注意深くチェックしておけば、比較的簡単に劣化に気付くことが可能です。まずは、この記事で紹介した劣化症状が出ていないか、お住いの外壁をチェックしてみましょう!

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